ハケンアニメ 辻村深月著
実を言うと、今回、エヴァの記事を書くまで、エヴァを見た事がありませんでした。でも、たまたま、僕がファンの辻村深月さんの小説で「ハケンアニメ」という作品があり、その流れで映画も観たんです。
そしたら何度も涙を堪えてみるタイミングがあって、アニメってこんなに命懸けで作っているんだなと感激して。身を削り、絞り出す様にして一本に込めるんだと。でね、それと同時に、その周りの人たちは、それをどうやったら、多くの人に届く様にするのか、って愛を持って考えている。
それを観ていたら、エヴァの作品を観てみようと思って、それで配信で見たんですよ。そしたら、なるほど、大人の心に響く作品だと思った。実は今の他のアニメもそうなのかもしれないけど、でも、この作品は間違いなく、皆に受け入れられるものなのだと。
だから、語弊を恐れず言えば、子供向けのアイテムにだけ、提案する様なことはしないで、数々のコラボを果たしてきたのだと。そう思うと、コンテンツを通して、企業がまた別の価値を生み出すことの意味を考えたんですよね。
素直に、僕はアニメって素敵な仕事だと思えたし、敬意を評したいと思ったのでした。