人生って一続きのストーリー。心底驚いた再会
驚きすぎて声も出ない。そして、人生って一続きのストーリー。
先ほど、僕はハー・ストーリィさんにお誘いを受け、「女性のあした大賞」の授賞式にいたんですが、表彰される中に、思いがけない名前が読み上げられて、それが小林涼子さん。
心底、びっくりして、最後の最後、彼女に声をかけると、
「え、え、え、なんで、なんで石郷さんっっっ!」
受賞者に「涼子ちゃん」って呼びかける人も、そうはいないわけで、そこに愛嬌のある感じで「そうそう!あの涼子ちゃんですよ!」と涼子ちゃん。
そりゃそうだ。僕の「かけがえのない思い出」の一つに、自分が立案して、ディレクションしたブランド「ラブサイン」がある。
それは、今を謳歌する女の子の声を、ダイレクトに商品化に繋げるって僕なりの思いがあって、発案したこと。全身全霊で打ち込んだことでした。
当時、ファッション誌「ニコラ」でモデルをやっていた涼子ちゃんは、一緒に商品を考えるメンバーでした。出会ったのが、僕も新卒くらいの時だから20年前。
誰よりも動いて、誰よりも意見してくれたのが彼女。僕も本気だったから、4、5年くらい、毎月打ち合わせしていた気がする。
僕がその後、ラブサインを離れることになって、会うこともなくなって、そこには15年くらいの時が流れて、、、、
彼女は、今、俳優であり立派な起業家で、表彰されている。
でも、思えば、女性が時代を作ると思って立ち上げた「ラブサイン」。その意識は今もあるから起業以来、「女性のあした大賞」に共感して、取材にやってきて、それがこんな再会を運んでくれるなんてね。思うのは、人生は、一続きのストーリー。俺、頑張ろうと思った。
最後に撮った涼子ちゃんとの写真が、やっぱり昔と変わらぬ距離感になってしまうことに驚くとともに、あり得ない偶然に、145ポーズすら忘れて、動揺を隠せない僕なのでした。