STAFF STARTとaunn Personalization スタッフと顧客をつなぐ新たなDXサービスの連携で体験価値を向上

株式会社バニッシュ・スタンダードが提供する「STAFF START」と、株式会社メイキップが提供するアパレルECパーソナライズサービス「aunn Personalization」が協業を開始。2024年9月4日より標準連携サービスの提供が開始されました。スタッフと顧客のマッチングを通じて、従業員体験（EX）および顧客体験（CX）の向上を図ろうというわけです。

STAFF STARTとaunn Personalizationの特徴と連携の意味

「STAFF START」は、いうまでもなく、店舗スタッフをDX化し、オンライン接客を可能にするサービス。

スタッフは、専用アプリを通じて、自社ECサイトやSNS上でお客様とつながり、ファッションの提案を行うことができます。現在、国内外の2,600以上のブランドで導入されており、登録スタッフのアカウント数は23.3万を超えています。

一方、「aunn Personalization」は、ECサイト利用者の体型や好みを解析し、ユーザーにマッチするスタッフのコーディネートを提案するパーソナライズサービスです。同サービスは、株式会社メイキップが提供する「unisize（ユニサイズ）」をベースにしており、300サイト以上のデータを活用して、ユーザーに最適な商品やスタッフをレコメンドします。

今回の協業により、「STAFF START」に登録されているスタッフの体型や年齢、パーソナルカラーなどのプロフィールデータが「aunn Personalization」と連携。ユーザーの体型や好みにマッチしたコンテンツの提供が可能になり、これにより、スタッフと顧客のマッチングが促進され、双方の体験価値が向上します。

新たな機能で顧客体験を向上

この協業に伴い、以下の新たな機能も導入されます。

1. パーソナライズされたコンテンツの優先表示
ユーザーの体型や好みに合ったスタッフのコンテンツが優先的に表示されます。例えば、株式会社パルが運営する「PAL CLOSET」では、このパーソナライズ機能により、クリック率が2.5倍、購入率が1.1倍に向上しました。

2. SNAPリクエスト機能（開発予定）
ユーザーが参考にしたいスタッフコンテンツがない場合、自らリクエストできる機能が追加予定です。これにより、ユーザーの満足度が向上し、企業にとっても売上や従業員体験の向上につながります。

3. 投稿不足体型の可視化（開発予定）
ユーザーの体型を解析し、投稿が不足している体型のスタッフに対して投稿を呼びかける仕組みが導入されます。これにより、ユーザーの体型に合ったコンテンツの充実が図られます。これらの機能により、スタッフと顧客の双方にとっての利便性が向上し、ECサイト全体の体験価値がさらに高まることが期待されています。

よりユーザーに近いところで、関係性を築くという意味で、接客がまた一つ、ステップアップした印象。データと人間の掛け合わせで、新たな時代を切り拓きます。