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「壊して強くなれ!」エバースが相方への不満を玩具で決着? 新型アクション玩具「バラバライド」

玩具の面白さは、説明を聞くより、実際に遊んでいる人を見た方が伝わることがある。2026年8月27日、東京ビッグサイトで開幕した「東京おもちゃショー2026」。バンダイ・BANDAI SPIRITSブースのステージに登場したお笑いコンビ・エバースの二人を待っていたのは、9月19日発売予定の新型アクション玩具「バラバライド」だった。

 マシン同士をぶつけ合い、相手を“バラバラ”にして決着をつける。「壊して強くなれ!」を掲げる、シンプルで豪快な電動マシンバトルである。しかも、この日用意されたのは普通のマシンではない。エバースの二人自身をモチーフにしたオリジナル仕様だった。

 ならば、せっかくなので二人の間にある問題も、バラバラにして決着をつけてもらおう。そんな展開から、ステージはいつの間にか“相方への不満”をぶつけ合う場になっていった。

なぜか四つん這いに──エバース本人がマシンになった

 ステージ上に運び込まれたオリジナルマシンを見て、二人から笑いが起きた。それもそのはず。マシンの上には、それぞれの本人を模した姿が乗っている。実は約1カ月前、この制作のために二人の姿勢を撮影していたという。

 そのときのことを振り返り、エバースからは「急に知らないおじさんが現れて、四つん這いで写真を撮らせたりして」という言葉が飛び出す。もちろん“知らないおじさん”ではなく、バンダイ側の担当者である。

 さらに、撮影時の姿勢が悪かったためマシンへ落とし込むのが大変だった、といった裏話まで明かされ、二人は完成したマシンを見ながら「乗っている感がある」「こっちの方が姿勢がいい」と言い合う。新商品の発表なのだが、商品説明へ入る前から、すでに玩具そのものが笑いの道具になっている。

 そして「バラバライド」の遊び方は、さらに分かりやすい。電動で動くマシン同士を戦わせ、ぶつかった衝撃で相手をバラバラにする。勝ち負けが目で見て分かるからこそ、対戦する理由が欲しくなる。

 そこで司会から二人へ投げかけられたのが、「相方と決着をつけたいことはありますか?」という質問だった。

「町田は当日来てやるだけ」単独ライブの不満を玩具で決着

この問いに佐々木さんが持ち出したのが、芸人にとって大切な「単独ライブ」の話だった。笑。90分、あるいは2時間にわたってコンビだけで舞台を作る単独ライブ。何本もの漫才を用意するだけではなく、その合間に挟む企画なども考えなければならない。

 佐々木さんによれば、その企画構成からネタ作りまで、自分が担っているという。「僕はその前の2カ月ぐらい、ずっと準備、ネタ作りをやって、町田は当日来てやるだけなんですよ」

 突然飛び出した、なかなか具体的な不満である。ならば、その不満こそ「バラバライド」で決着をつければいい。本人たちを模したマシンをセットし、二人がそれぞれ操作して対戦する。

 普段であれば言葉で繰り広げられる二人の掛け合いが、そのままマシン同士のぶつかり合いに置き換わる。衝突して、どちらかがバラバラになれば勝負ありだ。

 商品のキャッチコピーは「壊して強くなれ!」。

 相方への不満まで勝負の理由に変えてしまうあたり、対戦玩具の分かりやすさがそのままステージの面白さにつながっていた!?

大人が本気になる姿が、玩具の面白さを伝える

 ステージの最後、東京おもちゃショーの会場を見て回った佐々木さんは、こんな感想を口にした。

「子ども心を思い出させられると言いますか。懐かしい気持ちもあり、最近のものもあって、子どもから年配の方まで楽しめるような、本当に老若男女が楽しめるイベントになっている」

 一方の町田さんは、もっと端的だった。

「商品、最高なのいっぱいありましたから。全ての人間が楽しめる場所なんで、全ての人間が来てください」

 玩具は、必ずしも子どもだけのものではない。昔遊んだ記憶があるから大人も反応するし、知らない遊び方なら大人だって初めて触れる。そして、いざ対戦が始まれば、年齢に関係なく勝ちたくなる。

 この日の「バラバライド」もそうだ。電動マシンがぶつかり、相手をバラバラにする。その仕組みを文章で説明することはできる。けれど、それ以上に商品の性格を伝えていたのは、エバースの二人が相方への不満まで持ち出して、本人そっくりのマシンで本気になって戦っている姿だったように思う。

 大人が遊べば、つい本気になる。その姿を見た子どもも、きっとやってみたくなる。玩具にとって、それ以上に分かりやすい商品説明はないのかもしれない。

 

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