2024年上半期の7大トレンド：VRから防災グッズまで（LINEヤフー調べ）

LINEヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」が、2024年1月1日から6月30日までの販売実績に基づき、「2024年上半期の7大トレンド」を発表しました。これにより、消費者の関心がどこに向いているのか、最新のトレンドが明らかになりました。

トレンド1: VR（バーチャルリアリティ）

VRデバイスの需要が急増しており、特に「ヘッドマウントディスプレイ」の取扱高が前年の同時期と比較して約5.2倍に伸びています。国内メタバース市場は、2024年度に約5000億円、2027年度には2兆円を超えると予測されており、今後もVR市場の成長が期待されています。

トレンド2: 電動キックボード

2023年の改正道路交通法により、電動キックボードの利用が一段と手軽になりました。この影響で、電動キックボードの取扱高は前年同時期比で約10.0倍に急成長しています。

トレンド3: ハイキュー!!

2024年2月に公開された劇場版『ハイキュー!!』が興行収入100億円を突破し、関連グッズの売上も大幅に増加しています。漫画やアクリルスタンド、キーホルダーなどのグッズが人気を集めており、取扱高は前年同時期比で4.2倍に拡大しています。

トレンド4: メンズコスメ

男性用化粧品市場は、新型コロナウイルス禍を経て成長を続けており、「Yahoo!ショッピング」におけるメンズコスメの取扱高は昨年同時期比で1.2倍、特に「パック」や「美容液」がそれぞれ約2.3倍、約1.7倍の成長を見せています。

トレンド5: 韓国コスメ

韓国コスメ市場は引き続き成長を続けており、「Yahoo!ショッピング」でも取扱高が前年同時期比で約1.2倍に増加しています。日本国内でも韓国コスメが新たな定番となりつつあります。

トレンド6: スマート家電

IoT技術の進展に伴い、スマート家電市場が拡大しています。「Yahoo!ショッピング」では、スマート家電関連商品の取扱高が前年同時期比で2.1倍に伸び、リモコンやハブなどのアイテムが人気を集めています。

トレンド7: 防災グッズ

2024年に発生した地震の影響で、防災グッズの需要が急増しています。非常食や持ち出しセットなどの防災用品の取扱高が前年同期比で2.5倍に増加し、災害対策への意識が高まっていることが伺えます。

技術革新に光

2024年上半期のトレンドは、テクノロジー関連の商品から防災用品まで幅広く、多様化する消費者ニーズを反映しています。特に、VRや電動キックボード、スマート家電などの技術革新に関連した商品が注目される一方で、防災意識の高まりも見られます。これらのトレンドは、今後の市場動向を読み解く上で重要な指標となるでしょう。