希望の“芽”
今日は陸前高田にやってきた。
ここは2011年3月11日、東日本大震災で被災した場所。そこで希望が“芽吹く”その瞬間を目にすることができた。
元々チョコの名店、「サロンドロワイヤル」前内さんと話す中でこの地に来ることにした。
前内さんが中心となり、人が住まなくなったその土地に、ピーカンナッツの木を植え、隣の嵩上げされた土地に、ナッツの店と工場を建てた。
東北で育った僕は、今も東北への愛はある。だから一目見たくて昨日、一ノ関でマルヤ水産の千葉さんと合流して(盃を交わしてw)この地に向かったのだ。
そして前内さんに店を案内してもらい、想いに触れながら「ピーカンナッツの木を見てみましょう!」そう言って向かった時に、、、、
「雄花が出ている!!」。前内さんはそう口にして、表情がパッと明るくなった。
木を植えてから2年。この日初めて、雄花が芽吹いたことを、前内さんは目にしたのだ。僕も千葉さんもそんな瞬間に触れ、自分の事の様に笑顔がこぼれる。
それは、食材としての可能性を秘め、未来に広がるべきピーカンナッツの価値と、現在進行形で復興のために奮起する、陸前高田という場所にもたらす、希望の“芽”に思えた。
来てよかった。雄花を手にした時の写真の表情が、実に素敵である。
前内さん、本当にありがとうございました。千葉さん、マジサンキュー心の友よ。