4月042021

ドワーフホリプロ動画で世界に力を

　ホリプロがドワーフ（株式会社xpd）とタッグを組み、“ミュージカルショートムービー”『ギョロ劇場へ』を公開したのだ。この動画で世界に力を。

　新型コロナウイルス感染拡大のため、全てのエンターテインメントがストップした。でも、“逆風の時こそ新しい挑戦を！”という前向きな行動も生まれている。

ミュージカル・クリエイタープロジェクトとは？

これは「ミュージカル・クリエイター・プロジェクト」という企画の中でのこと。世界に向けたオリジナルミュージカルを創作。日本から発信し新たなクリエイターとの出会いの場を作ろうという試みである。

同プロジェクトには、音楽・脚本の2部門で500以上の応募が世界中から寄せられた。

選び抜かれた才能あるクリエイターを起用することで新たな作品を発表する。これは、文化庁が推進する文化芸術収益力強化事業の一環でもあって、国を挙げてのエンタメを盛り上げる動きである。

なお、ドワーフはキャラクターとアニメーションを作るスタジオ。NHKキャラクターの「どーもくん」を手掛けたのもこのスタジオであり、とりわけ「こま撮り」や「ストップモーション」と呼ばれる、ひとコマひとコマ、人形やカメラ、様々なものを動かしては撮影していく技法が得意。

中でも「こまねこ」のクオリティは秀逸である。

ミュージカルと映像のコラボレーションという新しいジャンルへの挑戦である。

音楽部門にて選出された岩城直也さんを起用し、構成＆脚本＆歌詞は宮本亞門さん、キャラクターデザインや映像制作にドワーフが担当。その他、おじいちゃんの声に、鹿賀丈史を起用するなど、本格的である。

あらゆる力を結集して、生まれたのがこのムービーであり、逆境を通してチャンスを掴もうとするエンターテイメントの前向きな姿勢にエールを送りたい。