繋がる実感

 突拍子もない話をするが、僕は社会人になってから「145会」という集まりをやっていた。僕はまず「人」であり「この人の力になりたいと思う先に、いい仕事もある」そう信じて実施した飲み会みたいなもので、不思議とそれは続いた。

すべての出逢いに感謝して

1.人を第一に

 こちらが145会での半年に一回それが14回、つまり7年続いている(コロナ禍により一旦、中断)。その基準はいい人。笑。そのせいか、その場所では誰一人寂しい思いすることなく、皆が皆を気にかけた。だから自然と“居心地の良い場所”、そう口にしてくれる人も多かった。「お久しぶり!」そう言って、そこでの再会を楽しむ人すらいた。人を第一に据えるその考えは、強ち間違えていなかったのかもなと思う。

2.会員の方々に商品を送ろうと考えた理由

 なぜこんな話をしたかというと、こう言ってはなんだが、このメディアはその延長線上にある。記事をきっかけにして様々な人に出会い光を当て、また読む人に気づきを与えて、その両者を繋いで人を讃えあう機会を作りたい。

 その為のプラットフォームになりたいという思いでメディアを作っている。だからこのメディアの軸は「人」なのである。そのど真ん中にいるのがかくいう、今この文章を読んでくれている会員の皆さんだ。

3.ECでの繋がりを活かしたごえん茶との「縁」

 例えば、1周年を機に、コミュニティメンバーが手にしているお茶は「京都ぎょくろのごえん茶」といって、BASEでネットショップをやっているお店に協力いただいて作ったものだ。

 それを送り届けて、皆が一様に、お茶を飲みながら「嗚呼こんな会社で、こんな風に頑張っている人がいるんだな」そう思ってもらえたら、それは形を変えた“145会”じゃないかと。顔を合わせちゃいないけど、でも、そのお茶の暖かさに、同じく人に何らかの人の温もり、感じてもらえるんじゃないかと。

すべて自分で考えたオリジナル

1.想いを込めて、繋がる証を作りたかった

 僕自らプロデュースして自分の意思を添えて届けることにこだわった。

 1年目は絶対数がまだ少なく、真っ当に会社をやっていると言えるよう、黒字にするので精一杯だった。それでもこのポリシーを貫こうと、お茶を考えた。このお茶は、人の繋がりを実感する皆さんとの「シーン」を演出する素材。新しい価値を僕なりに示した一つの形である。

2.まずは ごえん茶 に声がけ

 では、「なぜそのお茶屋さんだったの?」という質問が出そうだ。それは、人でありポリシーだ。このお茶屋さんには、最近めっきり減ってしまった「急須でお茶を飲む機会」を増やしたいという想いがある。それをやる為に商品を売っているというのが伝わってきたからだ。

 僕は思う。本来伝えたいメッセージがあって、それを伝えるために商品がある。とはいえ、お茶を無理に売り込むことはせずに、カード型のケースにお茶を入れた事にも惹かれた。まずはカード自体の絵柄を楽しんでもらい、それに惹かれたお客様は購入する。そうやってお茶を知らない人すらも急須でお茶を飲む魅力へと自然に誘う

ごえん茶の柴田さん

参考記事:絵柄 に惹かれ お茶 に惹かれ「京都ぎょくろの ごえん茶 」

3.絵柄で だからキタイさんに依頼

 冒頭話した通り、僕のこのメディアの原点は「人」にあるから、僕もこのお茶で、人と人を引き合わせたいと思った。そこで考えたのが、僕が新卒時代から尊敬するクリエイター、キタイシンイチロウさん(DEVELROBOTS)にデザインをお願いすることだった。

 新卒時代、「キャラクターは絵柄ではなく、生きているように命を吹き込まなければ、長く愛されない」そう話してくれた彼の言葉に痺れて以来、親交がある。キタイさんは数多くの広告やWEBデザイン、CIなどに携わり様々なアートを手掛けてきた第一線のクリエイターで正直、恐る恐るオファーした(笑)わけだが返って来た言葉は、、、

 「石郷さんの知り合いの方々にトーフ親子を知ってもらえるなら僕も嬉しいです。」だった。これぞご縁。本当にご縁に感謝した瞬間でもあった。

関連記事:トーフ親子 25周年 長寿の秘訣 キタイシンイチロウ氏 直撃

お礼品で「繋がる」実感

1.イラストのお題は皆が繋がりを実感できるように

 お題は多くの人と引き合わせて、その引き合わせた先に、今こうして会員の皆さんがいて一つになる、そのイメージをということ。

 ちなみに、カード型にしなくても、葉書タイプでも作れるというアイデアをくれたのはごえん茶の柴田さんだ。それであれば、コストも抑えられる(苦笑)し、この形にした。それに、僕がここに会員の皆さん一つ一つ直筆で宛名を書いて、しかもそこにちゃんと、会員番号まで添えて、想いを込めて、お送りすれば素敵かなと考えた。

 一通のこの葉書に込められたネット通販への想いとキャラクターへの想いと、そのそれぞれの出会いに感謝する気持ち、そしてその両者が織りなす魅力が今「あなた」に届き、至福の時をもたらす。そして、次なる出番は何を隠そう「あなた自身」である。

2.これからもっと繋がるための決意でもある

 取材でもいい、誰かと出会える何かしらのイベントでもいい、勿論、一緒に商品を作るのだっていい。今、これを読んでくれている、会員の「あなた」ともっと繋がりたい。また、僕は、ここに集まる魅力的な方々と「あなた」を、結びつけながら、お互いがお互いを高めるきっかけを作ろう、と思う。

 そんなメッセージを込めての、このお茶です。

 ここに関わる皆の想いが一つになった。これぞ仕事の醍醐味。人がそれぞれ想いを持って、それぞれの持ち場をMaxに生かして、生き生きと楽しく笑顔を浮かべながら、一つの目的に向かって人々に幸せをもたらしていけたらと思う。

 この度は、有料会員になってくれてありがとうございます。チームメイトの大事な一員です。一緒に世の中、素敵に変えていきましょう。

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