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薬王堂 ドラッグストア に DX 革命

 購入から受取までをシームレスに行って、リアルの店の価値を最大化する時代である。先ほど、株式会社 薬王堂 と株式会社10Xは「 ドラッグストア 」の DX を推進するべく、新たな取り組みを発表した。具体的には「P!ck and(ピックアンド)」というアプリを用いて行う。

薬王堂とは?

そもそも薬王堂は、創業は昭和53年。岩手発祥で、東北エリアを中心にドラッグストアチェーン、調剤薬局を展開している。

今回の発表によれば「P!ck and(ピックアンド)」というアプリ(下記の写真参照)を使えば、薬王堂の商品をネット上、どこからでも注文できる。また、店舗駐車場で車上受取(ドライブスルー受取)または店頭で受け取れるというものである。

場所を選ばず、どこからでも注文ができ、スキマ時間を有効活用できる。それだけではなく、重い商品を複数注文した場合でも、車上受取ならスタッフが車まで運んでくれる。

ドラッグストアならではの日用品や化粧品、食品、飲料などの幅広い品揃えにおいてそれができる。だから、特に地方などでの需要は高そう。注文から購入までが非接触で完了するため、体調に不安のある人も安心して使えるなど利点も多い。※1注文につき220円(税込)のサービス利用料がかかる。

まずは3月から「岩手矢巾店」「盛岡向中野店」「紫波日詰店」「滝沢室小路店」で開始し、年内にも全店舗の展開を目指す。なお、このDX推進に際して、裏側では10Xのテクノロジーが生きている。

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店舗スタッフ向けアプリを提供しているので、スタッフが普段から使い慣れているスマートフォンで「P!ck and」から操作できる。注文が入った商品のピッキング・パッキング、お客様の来店管理・商品の受け渡し、在庫・商品情報の即時管理を行えるわけで、上記はそれによって実現したわけである。

ある意味、リアルなお店もその利点を生かすべく、デジタルを取り入れ、ネットのユーザーも取り込んで、機会損失をしないよう努力する姿がここに垣間見られるわけである。