ラジオ出演:ここ三年が勝負?ネットショップ 未来への投資
77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・
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一つ目は、ここ3年がEC業界にとって天国と地獄くらい差が出るんじゃないかと思ったという話です。なぜかというと、ここ2年ほどで急激に、ECが伸びたという店舗が多い。
その分、どこかに投資して、成長を描こうとしているところが多いなと思ったんです。その時に、適切なサイズでその投資ができるかどうか、という部分なんです。
昨今、言われるオムニチャネルにしても、聞いてみると、実はそう簡単な話じゃないとシステム会社から言われるわけです。業務側と開発側のお互いがお互いを理解できていない上に、業務側も、顧客を起点にEC、リアル、CS全てを把握して、開発に伝えなければいけないから、実現できるのは至難の業。それだけお金がかかるんです。
じゃあやらないのか、というと、それじゃ中小企業は取り残されてしまう。どうすればいいんだとなった時に、シンプルだけど、要は、各々の企業にあるクリティカルなところからきちんと対応していけるか、なんですと。全体の設計を今一度、丁寧に見ていくことで、ボトルネックがどこにあるかを考える事が投資の前に必要だなと思ったんです。
つまりは業務フローを作り、そして皆が、皆の業務を把握した上で、個々の問題を拾い上げ、それらが起きている根源たるこの会社の原因は何かを突き止め、そこを解決するのに必要なところから、投資をしていくことの大事さなんですよね。 もう売上だけを追う時代ではなく、規模感も大きくなっているから、組織をして、一丸となれる仕組みを作るべく、しっかり投資をしないと地獄を見るかもと思ったわけです。
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もう一つは、モール系が通常の売上が頭打ちにならないうちに、ソーシャルコマースでチャレンジする動きが見られ始めているという話です。まず、ヤフーが先日、決算を行った中で、LINEギフトというものの可能性に言及していた。これは、単純に言えば、LINEのトーク上で、プレゼントを送り合うというもの。
これの強みはトークを受け取った相手側が商品の受け取り先を入力するから、住所を知らなくても、リアルなものを送る事ができるというわけです。
これがどれだけ浸透するかはヤフーも未知数なので、上手なのはこの部分における商品登録は、Y!ショッピングとPayPayモールなどと連携させて、そっちのモールの店舗の売上を伸ばす施策にしてしまっている。そこでリスクヘッジしながら、ヤフーとLINEはマーケットを創造している。ただ、その分、CMを投下するなどして一定の成果を見たといいます。
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また、一方で、au PAYマーケットはよしもと芸人と組んでライブコマース番組を制作していて、これも従来でいうところのインフルエンサーのライブコマースとは違った路線で、モールらしさを発揮しています。 つまり、よしもと芸人を使ってテレビ番組仕様で進めていて、それが固定ファンを生み出して、一定の熱狂をちゃんとモール内でのランキングに入るように仕向けて、その一瞬だけど売り抜けるのではなく、安定的に売上を作る土台として、ライブコマースを使っていて、それが功を奏して、先日、1周年を迎えました。
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どちらも挑戦のフェーズではありますが、モールも今の売り方では限界が来始めているので、いかに会員をその他のマーケットに向けるかというフェーズに来ているように思います。
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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。
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