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ラジオ出演:レンティオのメーカー革命

77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・

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・面倒だから他がやらない

 最近、レンティオって会社に関心を持っていて、それで社長の三輪さんに話を聞いてきたのです。名前の通り、家電などのレンタルをやっているんですけど、最短で、3日間、長くて1ヶ月単位でレンタルをして、それをそのまま継続してもいいし、買い取ってもいいというスタイルで急成長しているんです。

 要は、デジタルが低コストな運用ができる一方で、コストがかかりやすい物流に付加価値をつけて、そこで差別化し仕組み化し、独壇場のシェアを握っています。

 単純計算で、レンタルですから往復でECの2倍送料かかりますし、しかも家電ですから大きくて、配送だけではなく保管も考えると、構造的に難しい。

 なので、ルンバ一つにしても、入荷した際には全て120サイズだが、出荷する時に自分達の100サイズの箱に入れ直して、サイズを変えているのです。「実は、それだけでも送料が600円程度安くなる」と。  

 逆にいうと、こんな面倒なことをやろうとして、ビジネスになるかわからないから、ずっと誰もやってこなかったというわけです。

・メーカーすら入れない商品の活かし方

 要は売上というよりコストをいかに抑えるかがビジネスの中心になっていることで、だから倉庫での回転数が大事だと。何が長く滞在しているかを随時確認して、そういう商品はわざとキャンペーンをかけて、なるべく出荷をするようにしていくわけです。

 なぜなら、倉庫に入れているだけでコストがかかっちゃうからですね。それを出していく数量は3〜4万件、入ってくるのもそのくらいの数だと。

 しかも、1ヶ月千件、返品されたことで戻ってくるものをメンテナンスして、新品同様にするわけで、この新品同様にするというメンテナンスはメーカーすら持っていないから独壇場です。

 結果的に、レンタルといいつつ、別の市場を作ったわけです。商品っていうのは買おうと思っていても躊躇して買わないものがありますよね?と。躊躇して買わないくらいなら、レンタルをして試して貰えばいいという市場です。

 これはメンテナンスの知見がないから、メーカーすらできないのでこれまた独壇場で、たかがレンタル、されどレンタルだなと思ったわけです。  

関連記事:買わない顧客を「レンタル」で発掘 レンティオがメーカーにもたらした「売らない」革命

・携帯料金の価格破壊について

 二つ目は別にお世辞を言うつもりはないけど、先日、楽天の決算を聞いていて、携帯料金の部分でも何か勘違いしている人がいるなと思うんですよね

 先日もモバイル料金の最低を0円から980円に値上げって話で結構、話題を集めて、それで、KDDIに多く流れたと言うんですけど、何もわかっていないなと。

 恐らくですけど、三木谷さんは今までは携帯事業単体で収益を上げようとしてるから、ダメなんだといってるのであって、だから、既存の事業者は申し合わせて、高めの値段設定をするわけです。 

 だけど、彼はそれを経済圏に絡めたら、他のところで恩恵を受けるから、実はそれがあるからモバイルを安く出来るんじゃないかって事で、視点が違うのです。

  でも、分からない人は、0円やめたから、価格破壊、断念したのねって言うわけです。

・安さは企業努力なわけ

 安さを売りにするのは、違う所で取ってるから成り立つ。

  安さなら、安さでその仕組みを考えて、他で取るから成立する。それが経営。

 身を削ってビジネスをやるのは明らかにおかしいから、どこで稼ごうとしていて、何をユーザーとして受け入れたら、恩恵を受けるのかを考えるべきだよねって話だと思います。目先の安さだけで、飛びつく人は回り回って、絶対お金持ちになっていないと思うんです。

  大赤字だけど、だったら、モバイルやる意味あるよねといっている本意を考えるべきで、別に楽天の味方をするわけじゃないけど、賢くならなきゃだよね、って話です。

関連記事:楽天 がモバイルで価格破壊ができると強気な理由 2022/Q1決算発表

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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。

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