ヤマト運輸が切り拓く“インフォメーション”の新価値とZホールディングスのEC戦略――地域密着と付加価値で拓く未来
ヤマト運輸のインフォメーション運営で生まれる新たな商業価値とZホールディングスのEC戦略【FMドラマシティ「connect」】
77.6FM「FMドラマシティ」で毎週木曜AM11時から生放送中の番組「connect」。エーデルワイスファームの野崎創さんを司会に、いま注目を集めるトピックを多角的に深堀りする人気番組です。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、ビジネスや社会の最新動向を取材を通じてご紹介。
今回取り上げるのは、ヤマト運輸が商業施設のインフォメーションカウンターを運営する取り組みと、ZホールディングスがECにこだわらずアセットを最大化する戦略。地域密着型の商店街化やEC市場の限界が見え始めた中で、企業がどう新しい価値を作り上げるのかを考察します。
1. ヤマト運輸が“カメイドクロック”で運営するインフォメーションの新たな役割
東京・亀戸にある商業施設「カメイドクロック」では、なんとヤマト運輸がインフォメーションカウンターを運営。
- • 単なる案内だけでなく地域ニーズを収集: 地元住民の悩み・要望を吸い上げ、新サービスや企画を実現するビジネスモデル
- • 商業施設の商店街化: ショッピングモールという形態を超え、地域住民主体の情報発信やコミュニティづくりを促進
- • 足元からの成長: 大手ブランド依存の旧来型施設ではなく、地元の小店舗が連携し住民の暮らしを支える新スタイルを模索
ヤマト運輸が培ってきた物流ノウハウを活かし、地元と一体化した商店街的ビジネスモデルが今後の小売に影響を与えると考えられます。
2. Zホールディングスが示すEC戦略の新局面――“アセット最大化”に注力
一方、Zホールディングス(Yahoo!・LINE・PayPayなどを統合するグループ)はEC市場の限界を見据え、あえてECだけに固執しない戦略を打ち出し中。
- • Yahoo!アカウント&PayPayに加えLINEを連携: ポイントはTポイントからPayPayポイントへ移行して独自経済圏を強化
- • 楽天とは異なるアプローチ: 楽天がECを中心に据えているのに対し、ZホールディングスはECは“収益化の最終手段”として位置づけ
- • 付加価値を高めつつECに誘導: SNSや決済、コンテンツなどでユーザーの利便性を拡大し、その結果ECにつなぐモデル
ECが飽和感を見せる中、Zホールディングスのように「ユーザーの日常に深く入り込み、付加価値で差別化する」企業が勝ち残る可能性が高いと言えます。
3. 地域とECの融合で探る未来のビジネスチャンス
ヤマト運輸の地域密着型インフォメーション運営とZホールディングスのアセット最大化――両者はまったく異なるアプローチながら、いずれも“ユーザー(住民や消費者)を起点にした価値提供”を目指している点が共通。
- • 商店街×商業施設の進化: “カメイドクロック”は大型施設でありながら地域に根ざし、地元発信を取り入れることで商店街的な盛り上がりを目指す
- • EC市場の先行きと新たな誘導: EC自体の成長に陰りが見えるからこそ、リアルとのハイブリッドや付加価値サービスによるユーザー誘導が重要
- • 共通テーマは“人とのつながり”: 住民や利用者との関係を深め、データだけでなくコミュニケーションを活かしたサービス改善が鍵
結果として、単なる“売り手”と“買い手”の関係を超えたコミュニティづくりがビジネス成長のエンジンになると考えられます。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
- PCやスマホから全国どこでも聴取可能。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: listenradio.jp → 「全国のラジオ局 → 北海道 → radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要)
野崎さんは「メディアは身近だからこそ、継続的に中身ある発信が求められる」と提唱し、僕は「アナザーエディション」で隔週出演中。その考えに共感しながら、時代の変化を一緒に紐解いています。
【まとめ】
- • ヤマト運輸のインフォメ運営: 商業施設の案内を通じて地域住民のニーズを把握、新サービスの企画・実現へつなぐ
- • ZホールディングスのEC戦略: ECだけでなくLINE・PayPayなどのアセットを活かし、ユーザー体験全体で付加価値を高める
- • 地域とECの融合が拓く未来: 地元の声を取り入れた商店街化やECの成長限界を見据えた付加価値強化など、ユーザー起点のビジネスモデルが加速
ユーザーや住民との関係性を深め、“本質的に必要とされる”サービスや仕組みを生み出す動きが、これからのビジネスの差別化ポイントとなるでしょう。番組「connect」では、こうした取り組みを継続的に取り上げながら、皆さんと共に今後のビジネスのあり方を考えていきます。ぜひお楽しみに。