ブラックフライデーでは「ECサイトが特にお祭化」Gunosy調べ
Gunosy(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:竹谷祐哉、以下 Gunosy)は、情報キュレーションサービス「グノシー」内の掲載記事について過去3年を対象に調査を行い、「ブラックフライデーに関する調査」を行いました。
日本でのスタートは201年頃から
ブラックフライデーはアメリカ発祥の11月第4金曜日にセールを行う文化で、2016年頃から日本に上陸したと言われています。
調査によれば、年々記事数が増えていることがわかります。
2019年は当日1週間前の記事が多かったものの、2020年、2021年はブラックフライデー当日の記事数が最も多い。2021年は前日の約6.7倍である。また、どの年も、当日の7日前に記事数が急激に増えています。
7日前から記事が増える
なぜブラックフライデーに関する記事は「7日前」から増え始めるのか。その背景には、いくつかの要因が考えられます。
1. 大手ECサイトの影響
2019年に、大手ECサイトがブラックフライデーの「7日前」にキャンペーン情報を発表。それに追随する形で、他の企業も同様のタイミングで情報を出し始めた可能性があります。
2. 1週間前からのキャンペーン開始
一部のブランドは、ブラックフライデーの1週間前からセールをスタートさせています。そのため、関連情報が7日前から増えていくと考えられます。
また、2021年にはブラックフライデー当日以降も1週間ほど記事が多く掲載されていました。これは、大手ECサイトが1週間にわたってセールを継続したため、お得情報を伝える記事が続いたと推測できます。
「ブラックフライデー=ECサイトのセール」になった背景
記事の傾向を見ると、大手ECサイトに関連する情報が多くを占めていることがわかります。
特に2019年4月以降、新型コロナウイルスの影響でEC消費が拡大し、大手ECサイトがブラックフライデーに注力したことが要因として考えられます。
こうした流れから、「ブラックフライデー=ECのセール」というイメージが定着したといえるでしょう。
ただし、これは2021年までのコロナ禍のデータに基づいたものです。アフターコロナでは、ブラックフライデーがECサイトだけでなく、リアル店舗のイベントとしても盛り上がっていく可能性があります。今後の動向にも注目したいところです。