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ラジオ出演:おもちゃのデジタル革命に学ぶ

77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・

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おもちゃもデジタルと融合して、その商品単体ではなく、付加価値を求める時代になってきたなという話です。先日、バンダイナムコホールディングスのイベントに呼ばれて、そこで「たまごっち」の新作に関して話を聞きました。

圧倒的にその場にいた人が昔の「たまごっち」を懐かしむ雰囲気だったのですが、実際にはアップデートという言い方がふさわしくて、それはもはや、商品単体で成立するおもちゃは過去のものになりつつあるなという印象でした。

そもそも、この商品は「育成の仕方によって全く異なるタイプのキャラができるというものでした」が、それ自体が商品価値だったわけです。ところが今回は、Wi-Fiのあるところでそれを使うと、メタバース上の、他の人が育成した「たまごっち」キャラと交流ができるわけです。

そうなると、当然のメタバース空間を作り出すために、クラウド環境が必要だから、AWSと連携して、そのインフラを構築しながら、そこで人と人とが繋がる拠点を作る。

つまり、おもちゃでありつつ、従来のように、目の前にいる人と交流するのではない。世界中の育成したキャラとやりとりができるとなった瞬間に、彼らにとっての商品は今、手にしている商品単体ではなく、そこに広がるメタバース空間のやり取りになるわけです。

そうなったときに、iPhoneのように、もはやデバイスになるわけです。あくまでも入り口であり、その先の交流がメインとなったときに、ここが定着すれば、なにより継続的な利用が促せますし、その延長上には、その交流をブラッシュアップさせるために、商品をアップデートしていくわけです。

商品自体の改良というよりは、デジタル世界の補完として、新商品を出していくわけで、大きな転換だと。デジタルを通して日常つながりつつ、商品価値を高めて、継続的な関係性の中で、商品開発をしていくことの大事さに気づく内容でした。

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