楽天 中古品 で ビデオ通話 ネット通販 の環境が少し変化
リアルに近づくネット環境である。今まで無機質だったネットの世界が、プラットフォームなどがビデオ通話などの環境を整えることで、徐々に変わっていく様相である。例えば、昨日、楽天 株式会社が発表したところでは、「楽天市場」の4店舗の 中古品 購入において ビデオ通話 システムを使ってオンライン接客を受けることができるサービスを、新たに導入した。
楽天によれば、対象とするのは今のところ、中古品を販売するお店であり、「楽天市場」の中で、キングラム 楽天市場店、GINZA RASIN 楽天市場店、バイセルオンライン 楽天市場店、ロデオドライブ 楽天市場店の4店舗がビデオ通話システムを使ったオンライン接客を進めることを明らかにした。
この話題から少し外れるが、以前、僕がLaline での話を記事にした際には、リアルなお店にいるスタッフが自宅にいるお客様とチャットをしたり、オンライン接客をしたりする、という話を取り上げた。この楽天の場合は、必ずしも、リアルなお店を利用してではないのかもしれないが、限りなくリアルな店の接客ノウハウを、ネットに活かす流れは着実に起こっているように思う。
参考記事:Laline HERO ®導入 店にいる店員と在宅でチャットし購入
ネットはネット、リアルはリアルの価値を生かしながら、融合して、最適なサービスを提供する環境になりつつあるわけで、新型コロナウイルス感染症の影響で、接触に対して抵抗を感じるお客様が出てきたことで、情勢は一変したとは言え、いずれ、近い未来に、やってくるべき環境であると思うのだ。
さて、話を戻せば今回の楽天の例でいれば、「楽天市場」にて中古品の購入を希望するユーザーがショップページもしくは商品ページより事前に日時を予約することで、ビデオ通話で接客を受けることができる。
合わせて、宅配買取サービス「楽天買取」においても、2店舗を対象にビデオ通話システムを使用して中古品の査定をオンラインで受けられる『ビデオ通話査定』機能を提供開始したことを明らかにしている。
購入は勿論、自宅で商品を見せれば、手軽に査定ができたり、質問ができることで、よりリアルな現場に近い中古品に関してのやりとりができるのは、販売側、買う側の双方にメリットをもたらす。中古品は新品と比べて、質問が生まれやすくきめ細やかなサービスを求められるものだけに、優先されるのはうなづける。
今後、それ以外のお店でもこういう動きが起こるのかはまだ未知数であるが、これらがファッションでのコーディネイトなど、スタッフの個性を生かすことが、利用者にとってもプラスに働くジャンルでは、導入もあり得るのではないかと思っている。
ちょっと、方向性が違うかもしれないが、ヤプリでこんな連携を見せているのも、そういう一連の流れなのではないかと思っている。
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楽天が始めたからというより、ネットでの販売方法について、間も無く5Gが到来する中で、少なからず、この手の接客はチャレンジしてみる必要性はあるように思うのだ。