韓国ファッション卸・小売取引プラットフォーム「シンサンマーケット」日本向けBtoBサービスリリース
ここ数年、韓国ファッションは若者のトレンドとして世界的に人気を集めている。実はこの韓国ファッションの元を辿ると東大門卸売市場に行き着く。東大門卸売市場はすべての韓国のアパレルが集まっている場所だと言っても過言ではないのだ。
・ただし東大門卸売市場はそれまでアクセスが困難
1960年代から続く東大門卸売市場には卸売事業を行う事業者が1万7千社余り。取引額だけで年間約15兆ウォンが推定される。このように現在まで活発に運営されている東大門卸売市場。しかし、2013年度まではアクセスが非常に難しい市場だったのである。
東大門に直接訪問しなければすべての商品を見ることができない。その上、取引はすべて現金で行われた。
それだけでない。商品を購入する方法も、直接訪問するか、バイヤー(卸売り衣類の注文と配送を代行する)を通じなければならなかった。手記帳の管理などすべてがアナログ方式。 特に、市場は主に夜間に運営しているという特徴を持つ。それゆえ、東大門卸売市場を訪問後、小売のショップ運営やマーケティングなどまで管理し業務をするのが非常に困難であったのだ。
・シンサンマーケットにより東大門卸売市場の利便性向上
そんな中で、このような東大門卸売市場に目をつけたのがDEALICIOUS。彼らは卸・小売の取引方法をデジタルに転換。商品探索・購入など、業務の効率性と利便性を高めるため2013年「シンサンマーケット」というサービスをリリースした。
さて、そのシンサンマーケットにはどんな特徴があるのか。
- ①いつでもどこでもオンラインで商品登録および検索、注文が可能
- ②クレジットカード、コンビニ決済など多様な決済手段提供
- ③卸・小売間注文時のコミュニケーションをスムーズに取ることが出来るサービスを提供。
そしてサービスを通じて卸・小売事業者がプラットフォーム1つで取引先管理から注文と決済、配送まですべて簡単に済ませることができる。
・にほんでのサービスをローンチ
結果、シンサンマーケットでは1日平均2万4千件の取引が発生した。すでに韓国国内ではファッション卸小売事業者にとって必須のプラットフォームとして位置づけられルコとになったのである。つまり、DEALICIOUSは、それらの経験をもとに、シンサンマーケット日本サービスを本格的にローンチしたというわけである。