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ラジオ出演:BEAMS 楽天 出店店舗のブランディング変革

 77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・

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 今回は企業のイメージ、理念という部分で時代に合わせていかに変化していけるか、という話ですね。

 モールの役目も色々変わってきているなと思ったという話です。先日、BEAMSと楽天の出店店舗がコラボをするという企画をやりました。

 背景には、最近、Rakuten meets BEAMS DESIGNというページが立ち上がったことにありましてmこれは楽天市場に出店している店舗の企画や開発を BEAMSのライセンスブランドである ビームス デザインのディレクターが監修するものです。

 僕が取材したのは、池利さんというお店。創業は嘉永3年(1850年)。171年が経過し、彼らの地元奈良県三輪は1300年前から語り継がれる「そうめん」発祥の地。

 お茶を使って緑にし、卵を使い黄色にしたそうめんに加えて、真っ白をつけて「3色そうめん」を展開したり、元々老舗ながら革新に対しての思いもありましたと。

 今もまた、革新の気持ちがあるので、今回の企画に乗ったと。一方で、ビームス デザインも「最近では、ネット通販で商いができるようになって、販路を拡大できるようになりました。ただ、ユーザビリティや、利益を追求することに忙殺されて、自分たちの本来の良さをまだまだ伝えきれていない企業もあるのではないか」と考えて、今回の協力に至った。

 結果、それによって「そうめんとつゆ」のセット商品も生まれ変わったそうで、池利の松岡さん曰く「通常は、つゆの上に紙が付いている紙は、青か赤のイメージしかなかったけど、ビームス デザインさんからその紙に関して指定された色がグレーと。

 Rakuten meets BEAMS DESIGNというページの中で、いろんなジャンルの商品がある中で、ちゃんと統一感がとれて、自分の商品もそこに収まっていて、かつ、そのデザインの商品が似たラインナップの中では一番売れていると

 デザインの持つ可能性を感じたというんですよね。彼らも販路を広げるまま、それぞれに合わせたデザインを作っていたから、チグハグになってしまっていて、今回の企画を通して、自分のお店も今一度、ロゴを含めて、統一感のあるブランディングをしていくことの重要性を学んだというんです

 お店の個性、それを生かすビームスデザイン、そしてそれらを束ねて、売り場を作っていく楽天、という具合に、売り場を作る側も、並べるだけではなく、ちゃんと「編集」していくことが大事だな、と思ったという話です。

 もう一つは、SDGs関連で、ふるさと納税 で それら関連のキーワードが入ったお礼品登録数が約6.9倍になっていて、関心の高さを伺えるという話ですね。

 

 知ってるよ、CSR活動の一環だからでしょ?という具合に、「企業のイメージ向上」という側面だけで受け止められがちなんですが、実はそれらの要素が多くの消費者にとっての判断基準になっているという現実に目を向けるべきだと最近僕は思っています。

それはこんなデータがあるんです。

 楽天リサーチのデータによれば「サスティナブルな買い物をする傾向が強まった人」の数は20代女性の全体の41.8%を占め、これは40代〜50代男性の20%前半に比べると倍近く意識の差が現れていて、この数値は無視できないわけですよね。

 例えるなら、山梨県山梨市の「食のサスティナブルに貢献するアイスクリーム『KaiCream』8個入り」。わざわざタイトルに持ってくるほどでこの背景には「甲斐国物語のフードロス削減 エシカルプロジェクト」というプロジェクトの推進があり、 廃棄を未然に防ぐということで、そこに関連して、ふるさと納税のお礼品に入れているのです。

 つまり、SDGsが入っていることでユーザーが寄付への気持ちをより前向きにさせるという要素があるわけで、これは消費においても同じだろうと。

 別に、それを大々的にアピールすることはないけど、今や誰でもがその企業なりについて、検索できる時代だからこそ、こういう配慮が大事ですよね、という話です。こういう双方の意識の高さが、先程の数字などにも表れているのではないかなと。

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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。

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