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ラジオ出演:売らないお店 b8ta の意味

 77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演しています。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話したのは・・・

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■今回は、今後、小売店のショールーミング化なりして、そもそもの概念が変わっていくのでは無いか、というのをテーマにしようかなと思いました。

■8月1日から、b8ta(ベータと読む)という店舗が、新宿マルイと有楽町に、オープンしたのですが、このコンセプトが「売ることを主としない」ということなんです。

■小売店でありながら、「売るのを主としない」理由はどこにあるのかというと、体験に重きを置いています。このお店は、今までにみたことが無いような斬新な切り口の商品を多く仕入れて、顧客は、純粋に、奇抜で、え?どう使うの?なんて言いながら、そこでその商品と触れ合うことで楽しみます。

■例えば、本当の動物のような動きをする、AIペットとかです。

■体験はいいけど、どこでこのお店は収益を上げているのか、気になるところです。ですが、そこがこのお店の「売ることを主としない理由」でして。

■商品は必ず、商品の実物と一緒に、タブレットが置かれていて、それが区分けされて、陳列されています。実は、このタブレットの正面と、このお店の天井に、カメラがついているんです。

■このカメラが(個人情報は特定できないようにして)、どの区分けのところで、どういう属性の人が立ち止まって、そして、どういう行動をしたのか、データを蓄積するんです。

■リアクションが起これば起こるほど、その商品の価値は可視化されて、その商品を手がけるメーカーにデイリーでそのデータをフィードバックする。

■こういうわけで、売ることを主としない「体験型」で、メーカーからその商品の潜在的な価値を、お客さんの行動で可視化することで、収益を成り立たせているわけなんです。もともと、海外で、やられていたのですが、いよいよ日本にも提案して、これに、面白いのが、従来の小売業界、マルイ、三菱地所などが出資してまでして、興味を示しているんです。もう、今までの売り方では通用しない時代がそこまできているのかな、という話になります。

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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。

■【スマホアプリの「リスラジ」から「選局」→「776FM FMドラマシティ wonder storage」で選ぶ 】

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