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ラジオ出演:決算に見るネット系企業の躍進ぶり

 77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送(毎週木曜AM11:00から)に出演しています。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話したのは・・・

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■ネット通販系の企業での決算発表が、軒並み、勢いをつけているというニュースで、特にBASEでの決算発表は驚きだったという話。そして、これからは、リアルを拠点にするところも、ネットを意識せざるを得ないという事実に絡んで、オイシックスと大戸屋の連携の話についてかな、と思います。

■BASEでの決算発表が驚きだったというのは、まず、2020年第2四半期のBASE事業におけるGMV(流通総額)が前年同四半期比+196.5%なのです。

■売上高は前年同四半期比+177.0%、売上総利益は同+204.8%と大きく増加。販管費はプロモーション強化により前年同四半期比で+110.4%と大きく増加しているのに、営業利益は同+846.8%の増加という驚異の数字です。

■リアルを拠点にする店舗たちが雪崩れ込んだと言って良い数字かなと思っています。ここには鶴岡さんというこの会社の決済への思いが、こういうことを引き寄せたんじゃないかな、と個人的には思っています。理念って会社には大事なのではないかという話。

■もう一つは、オイシックス・ラ・大地 大戸屋 業務提携 で、これは前回、エニキャリという配達のサービスで、飲食店は今後、「食べる場所」以外の価値を追い求めるべきだと話した文脈がありました。まさに、オイシックスはそこを踏まえて動いているんじゃないかな、と睨んでいます。

■彼らは絶対にネットでは難しいと言われた野菜の通販を、可能にしました。彼らが得意とするのは、サブスクのやり方なんですね。食品全般におけるサブスクを完成させたい。逆に、大戸屋は、食べる場所として、認知はあるけど、継続顧客につなげられていない傾向がある。リアルでの限界です。だから、その部分をネット通販で補い。継続顧客に繋げるために、オイシックスの力を借りたいと考えたとすれば、両社の利益は一致します。

■リアルの価値を尊重しつつ、ネットをいかに駆使して、自分たちのブランディングを成功させるか、が肝になってきていることを、最近の二つのニュースからも垣間見れます。

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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます(PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。

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