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日記:「伝わる」は思い遣りから始まる

メディアをやっているし、元編集長ということもあり、「メディアをどうやって運営するか」知りたい。「一度、お打ち合わせを、、、」と言われることはあるんです。それで先日も、お会いしてみたんです。Zoomですけど。

でね、そこで思ったんです。「伝える事」と「伝わる事」は似ているようで、全く違うなと。その方はオウンドメディアを運営しているそうでした。でも、そのメディアを説明するのに、パワポで懸命に30分近く、説明されたけど、何を言いたいのかわからない。(苦笑)。

それで、わかりやすさですよね!って優しく言ったんです。そしたら、その「わかりやすさ」の解釈に対して、「世の中のメディアは都合のいい言葉で置き換えますよね?」と。だから「丁寧に説明してるんです!」くらいの感じで返答されちゃいまして。

あああって思ったんです。それ、違いますよ、ってついにちょっと半ギレ(苦笑)。「僕が言っているのは、あなたのこのパワポに対してです。このパワポの中にどれだけ相手に伝わるようにという思いやりがありますか?」って。そしたら、黙ってしまいまして(苦笑)。

思うに全部を説明しちゃっているんですよね。1から10まで。でも、それは丁寧とは言わない。なぜなら、自分本位だからです。相手の人が追いつける範囲っていうのは限界があるんです。それで言いました。「伝わること」と「伝えること」は似ているようで、違うんですと。相手を想いながら、そのパワポの一つ一つの言葉をチョイスしてますか?と。メディア作りも全く、同じだと僕は思いますよと。

物事みんなそうじゃないですかね。自分本位で考えるほど、相手が離れていく。だから、「伝える事」は誰でもできる。でも、「伝わる」工夫は相手への思い遣りなくしてできないですよと。

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145はマガジンは「ヒットの生まれ方と育て方を考えるメディア」。キャラクターなどのコンテンツ関連と新しい小売りの最新情報、商品開発の実態を追うメディアです。
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石郷 学

株式会社 team145 代表取締役 

ジャパンEコマースコンサルタント協会 客員講師 

776.fmラジオ『connect』準レギュラー

Next retail Labフェロー 

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