ラジオ出演：ECは顧客接点
ラジオ出演：2022年9月29日
77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」に、11時から生放送（毎週木曜AM11：00から）に出演します。今話題の、今注目の・・・様々な問題やテーマについて切り込む時間。今回話すのは・・・
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・ECは顧客接点
一つ目は、メディアでも賑わわせましたが、アダストリアというアパレル企業が、あの「フォーエバー21」を再上陸させると言うのです。こういう動きはネット系で成長した企業を軸に増えていくかもしれないなと思うわけです。
アダストリアという会社の成長は、見事です。僕は、その動きをバレーボールのようだと言っています。軸は４つ。リアル店、EC、ブランドコンテンツ、スタッフ。この4つをパスで繋いで、最終的に購入に導けばいいと考えています。面白かったのは、ECすら売り買いする場所ではなく、顧客接点だと説明していることです。
なぜなら、リアルのお店だけなら買いそびれた人の受け皿がない。けれど、ECの会員組織を使えば、それがリアルで拾えますよねと。自ずと皆で繋いでいこうと考えると、総力戦になるわけです。
今、コロナ禍に入って、彼らはその繋ぎ目を太くしようと話して、連携を強化している。さらにこのど真ん中に、データを据えている。だから、全部が成長している。つまり、この仕組みを「フォーエバー21」に応用するだけです。
フォーエバー21は民事再生で日本から撤退しました。ただ、ブランド力はあるから、彼らの知見を生かせば、同じようにパス上げして、回していくうちにファンができる。
しかも、この会員組織は、ブランドの垣根を超えた物になっている。1200万人いるらしいです。だから「フォーエバー21」が復活するほど、他のブランドへの相乗効果が見込まれ、彼らも儲かるわけです。
こういうデジタルを軸に、仕組みができている会社は、あとはブランド力のあるところを取り込めば、成長できるので、新しい動きだなと思うのです
関連記事：アダストリア にとってのEC 売り買いではなく顧客接点の場所
・商品企画には感性とロジックが大事
もう一つは、商品企画に関する話で、面白いなと思ったプランドゥという会社の話です。見せ場とロジックの両方のバランスが絶妙です。
その方が商品は感性とロジックのバランスだと。他に腰痛の商品があって、インソールの裏側に蜂の巣のようなハニカム構造という衝撃吸収を入れているのです。これが見せ場で、買いたい！とさせる。
でも、インソール自体には別のロジックが潜んでいる。実は、踵部分が高く、中にいくほど、低くなる設計になっています。つまり、力をかけることなく、蹴り出せるように設計していて、むしろこちらの方が腰痛を労ってくれている。
地味な要素を打ち出してもお客様はときめかないから、わかりやすい要素を見せ場にして感性に訴えかけつつ、実は地味なロジックで回収するというわけです。
これ、健康器具だけかといえば、違う。おさかな天国バイオキューブという水槽をきれいにする商品があります。しかくいチーズみたいな形状のブロックなんですが、そこには浄化作用がある納豆菌をふりかけて、それを見せ場にしています。
ところが実は別のところでロジックがあって、そのブロックは「多孔質」という構造で、小さな穴がある。実はこの穴にバクテリアが生息して、それらの間を水が幾度も通り抜けるから、実は浄化していて、むしろこっちの功績のが大きい。
商品は効果効能が大事だけど、真正面からそれを伝えるのではないと。感性に訴えかけて、衝動的に買ってもらいつつも、実は裏で別のロジックが働いて、実感があるから、生協などで大ヒットしているというわけです。感性とロジックのバランス、確かに大事だなと。
関連記事：生協などでヒットを飛ばす プランドゥ その独創性のわけ
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77.6FM 「FMドラマシティ」エーデルワイスファーム野崎創さん司会「connect」この番組は、「エーデルワイスファーム」野崎創さんの司会によるもので、北海道を中心としたものですが、全国どこでも聞くことができます（PCの場合、Flashプレイヤーが必要です）。野崎さんは、「メディアは身近なものになったんですよ。 だからこそ、発信力がある人が中身あることを継続してやれるかどうか。 そういったお話を一緒にぜひ作りましょう。」と声をかけてくれて、僕の「アナザーエディション」というコーナーが始まりました。許される限り、隔週で出演してます。
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