ビームスが示す“デジタル接客”の核心と『越前かに 甲羅組』の大胆投資――リスクを恐れず挑戦する企業が拓く新時代
「リアル視点」をオンラインに活かすビームスと“リスクを恐れない”越前かに 甲羅組【FMドラマシティ「connect」】
77.6FM「FMドラマシティ」で毎週木曜AM11時から生放送される番組「connect」。エーデルワイスファームの野崎創さんを司会に、いま注目されるビジネスや社会の問題に迫るラジオ番組です。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、取材を基にした新鮮な話題をお届けしています。
今回のトピックは、ビームスのスタッフHeg.さんがデジタル接客で月600万円の売上を出す秘訣と、越前かに 甲羅組が大胆な投資を続けて成長を遂げた背景。ECが当たり前の時代だからこそ、リアルとリスクへの挑戦がもたらす成果が興味深いところです。
1. デジタル接客の核心は“リアルの視点”—ビームスHeg.さんの成功例
ビームスでは2016年からデジタル接客に力を入れ、その取り組みの最前線に立つHeg.さんが月600万円を売り上げるという実績を上げています。
- • リアル店舗の接客体験をオンラインへ: 平置き写真だけでなく、実際に着用した写真や詳細なサイズ感を伝えることで、ユーザーの不安を解消
- • 顧客理解&テキスト説明の丁寧さ: “接客の延長”としてのライブ配信やSNS投稿が、商品への安心感と購買意欲を高める
- • 専門部署設立の背景: ビームスはデジタル担当矢嶋さんの指揮で2016年から始動し、2021年には専用チームを作るほど効果を実感
オンラインであっても“リアルの接客”の感覚を取り入れることで、消費者との距離感を縮め、高い売上を達成する仕組みが強みです。
2. “越前かに 甲羅組”の大胆投資—リスクを恐れず年商100億円へ
福井県敦賀市の「越前かに 甲羅組」は、巨大倉庫と工場を建設し、徹底したコスト削減と物流効率化で急成長。年商は100億円に迫る勢いです。
- • 田辺社長の12年にわたる挑戦: 前職との方向性の違いから独立し、資金不足でもリスクを厭わず大きな投資を断行
- • 敷地1万7415.63平米の巨大施設: 冷蔵・冷凍倉庫とカニ加工場を併設し、コストと時間を大幅に削減
- • 「多くの会社はブレーキを踏むが、うちはやってきた」: リスクを恐れずチャレンジし続けた結果が大きな成果に
田辺社長のビジョンと行動力が示すのは、“他が及び腰になるところで勝負をかける”ことこそが飛躍のきっかけになるという事実です。
3. リアルとリスクへの挑戦が生む新たなビジネスチャンス
ビームスのデジタル接客と越前かに 甲羅組の投資拡大。一見異なる話題ですが、“リアルの視点をデジタルに落とし込む”姿勢や、“リスクを恐れない”方針が共通のポイント。
- • デジタル接客=リアル接客の延長: オンラインでも利用者が不安なく買えるように細かい情報を提供。これがECとの大きな差別化に
- • 大胆な投資がもたらす市場拡大: 他が慎重になる局面で果敢に動く企業が、大きなシェアとブランド力を手に入れる
- • 共通のメッセージ: 課題やリスクを正面から見据え、“リアルの良さ”や“果敢な投資”を活かす企業が次の時代をリード
既存の枠を超えたチャレンジが、ビジネスの新たな道を切り開くところに魅力を感じます。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
- 全国どこからでもPCやスマホで視聴可能。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」→「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: listenradio.jp → 「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合Flashプレイヤーが必要です)
野崎さんは「メディアは身近になったからこそ、発信を継続してこそ力が試される」と語り、僕は「アナザーエディション」コーナーで隔週出演しながら、この想いを共感しつつ情報を発信しています。
【まとめ】
- • ビームスHeg.さんに見るデジタル接客の要点: リアルの感覚をオンラインに持ち込み、着用写真や細かな説明で月600万円の売上を実現
- • 越前かに 甲羅組の大胆投資: 敷地1万7000平米超の巨大倉庫と工場を建設し、リスクを恐れず年商100億円へ急成長
- • 共通する成功要素: “リアルの力”を活かす接客や、“他がブレーキを踏むところで踏み込む”姿勢が大きな差を生む
今後も企業が成長を遂げるには、人と物理的な空間の力、そしてリスクを恐れず新しい領域へ踏み込む行動力が必須と言えそうです。「connect」では、そんなチャレンジを続ける事例をこれからも紹介していきます。どうぞお楽しみに。