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アダストリアの“顧客接点”戦略と商品企画の“感性×ロジック”――ECが主役を担う新時代のブランド再生

【出演】776FMラジオ 野崎創氏MC「connect」 隔週木曜コーナー「アナザーエディション」

アダストリアが挑む“EC=顧客接点”の新展開と“感性×ロジック”の商品企画【FMドラマシティ「connect」】

77.6FM「FMドラマシティ」で毎週木曜AM11時から生放送中の番組「connect」。エーデルワイスファームの野崎創さんが司会を務め、話題のビジネステーマや社会問題を多角的に探る人気番組です。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、最新の取材をもとにビジネス・社会の潮流をお伝えしています。

今回は、アダストリアが「フォーエバー21」を再上陸させるにあたり進めているEC強化策と、“感性×ロジック”を絶妙に組み合わせた商品企画の事例にスポットを当てます。ECがもはや“売り場”だけではないという新たな時代の流れを、一緒に見ていきましょう。

1. アダストリアのEC戦略――“フォーエバー21”再上陸の背景

アパレル企業アダストリアは、「フォーエバー21」を日本に再上陸させるニュースが業界を賑わせています。

  • ECを“顧客接点”に位置づける: リアル店舗、EC、ブランドコンテンツ、スタッフの4要素を連携し、顧客と深いつながりを築く
  • 購入タイミングを逃さないフォロー: 店舗で買いそびれたユーザーをEC会員システムで追いかける仕組み
  • データ中心の全体設計: 顧客情報や在庫状況を一元管理し、最終的に購入に導く精密なオムニチャネルを実現
  • 1200万人の会員組織: ブランドの垣根を超えて会員を囲い込み、新ブランドを投入しても相乗効果が期待できる

ECが“売るだけ”ではなく、ユーザーとのタッチポイントとして機能するからこそ、ブランド復活の仕掛けがスムーズに進むわけです。

2. “感性×ロジック”が鍵となる商品企画――プランドゥの成功例

一方、商品企画においては「感性に訴える要素」と「ロジックで裏付けられる効果」の両立がポイントだという事例が、プランドゥの成功から読み取れます。

  • 見た目のインパクト:インソールやバイオキューブ
  • • 腰痛用インソールの裏側に蜂の巣ハニカム構造を採用し、「見せ場」として話題をつくる
  • • バイオキューブでは納豆菌が水を浄化する点をフィーチャーし、エコ意識の高い層にアピール
  • ロジックで信頼感を高める
  • • 実際には多孔質構造など科学的根拠で効果を実現
  • • 効果を証明する情報を合わせて提供し、消費者の納得感を得る

“見せ場”と“本質的な効果”を絶妙に組み合わせることで、“買いたい”気持ちと“納得”が同時に生まれ、商品価値が高まります。

3. EC×店舗、そして“感性×ロジック”で勝ち残る

アダストリアが示すECの新しい役割と、プランドゥが強調する“感性×ロジック”の商品企画。両者に共通するのは、「顧客に響く体験を作り、データをもとに価値を補強する」アプローチです。

  • オムニチャネルの進化: 単なる在庫共有やネット販売に留まらず、“店舗×EC×コンテンツ×スタッフ”の相乗効果で顧客体験を極大化
  • 商品企画の二軸: ビジュアルやストーリーで“買いたい”と思わせつつ、科学的根拠や機能で“使い続けたい”と感じさせる
  • 新時代のブランド戦略: ECが頭打ちしがちな中でも、顧客接点の再定義と商品価値の再構築で差別化が可能

こうした戦略を駆使する企業が、今後のアパレルや生活雑貨市場で存在感を高めていくでしょう。

  • 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
  • 放送局: 77.6FM 「FMドラマシティ」
  • 番組名: connect
  • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
  • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
  • 全国どこからでもPCやスマホで視聴可能。
  • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」→「776FM FMドラマシティ wonder storage」
  • ウェブサイト: listenradio.jp → 「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」
  • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要)

野崎さんの「メディアは身近になったからこそ、継続的に中身ある発信が大切」という想いに共感し、僕は“アナザーエディション”コーナーで隔週出演しています。

【まとめ】

  • アダストリアのEC進化: “売るだけ”でなくユーザーとの接点を増やす装置として活用。フォーエバー21再上陸にも活かされる1200万人会員組織
  • 感性×ロジックの商品企画: 見た目の“見せ場”で興味を引き、科学的根拠で納得を得る手法が成功のカギ
  • EC×顧客体験、製品×機能の両立: デジタルとリアル、感性とロジックを上手に掛け合わせることで、企業は新時代のマーケットを切り拓く

時代が移り変わっても、“人の心”や“体験”に焦点を当てる企業こそが持続的な成長を遂げられるといえるでしょう。番組「connect」では、今後もこうした先進的事例を取り上げ、ビジネスの新しい可能性を追いかけていきます。ぜひお楽しみに。

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