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日記:あるべきところへ修正しようとする純粋さ

先日、カゴノオトというお店が、東京・新宿伊勢丹で、ポップアップストアをやるというので顔を出してきました。

四万十から約7時間かけて、東京の地にやってきた彼らは一生懸命、タルトやらシュトーレンといったお菓子を販売しています。その時買ったのはこちらです。

実は、僕が彼らと知り合ったのは高知e商人養成塾というECサイトの合宿でのこと。

そのお店でずっと切り盛りしてきたミドリさんは「当時、他のショップの方から『こんなのではパサパサして食べられない』とか、評判は散々でした」とその時を振り返って、話してくれました。

その現場に僕もいたので、当時の彼らへの言葉は覚えています。逆に、僕は愛情とは言え、言い過ぎなんじゃないかと思っていたくらいです。でも言うんです当時を振り返って。「私たちはその位、ヤバい感覚で仕事をしていたのかと思いました」と。

え?と思ったんです、正直。「悔しい!見てろよ!」みたいな感覚ではなかった(なくはないとは思うけど)。そういう感覚もあるのかと。自分達の立ち位置を考えて、あるべきところへ修正しようとする純粋さですかね。

こういう価値観も大事だなあと。そのベクトルが外に向けられることなく、自分達に向いたのは、そのお菓子に対しての愛や想いがあるからだろうなあと。ちゃんと商品を見ている。

事業において大事なのは自分の商品への愛。それが誰かしらの喜びに繋がるんだという想いにあるんじゃないかなと、そんな想いに耽りながら、このお菓子を食べていたのでした。

いつの時代も世の中を動かすのは自分。その矛先を自分に向けて、何より前向きで純粋な気持ちで向き合うことが大事なのだなと思ったのでした。

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145はマガジンは「ヒットの生まれ方と育て方を考えるメディア」。キャラクターなどのコンテンツ関連と新しい小売りの最新情報、商品開発の実態を追うメディアです。
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石郷 学

株式会社 team145 代表取締役 

ジャパンEコマースコンサルタント協会 客員講師 

776.fmラジオ『connect』準レギュラー

Next retail Labフェロー 

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