1. HOME
  2. event
  3. ラジオ・配信出演
  4. ゆるECナイト:楽天市場の未来とリアル店舗融合を語り尽くす夜

ゆるECナイト:楽天市場の未来とリアル店舗融合を語り尽くす夜

 EC業界に携わる複数のメンバーが集まり、ラジオ形式で自由にトークを展開するイベント「ゆるECナイト」。今回は、楽天市場を中心に、EC業界全体の動向やリアル店舗との融合がテーマとなり、参加者たちが自身の経験や見解を存分に交えながら議論しました。EC業界の最前線で活躍する彼らならではの視点から、現状の問題点や今後の展望が多角的に語られた一夜の模様をレポートします。

1:楽天市場の現在と未来

お買い物マラソンとふるさと納税

トークの冒頭では、楽天市場のおなじみキャンペーン「お買い物マラソン」や「ふるさと納税」に関する話題で盛り上がりました。特に、お買い物マラソンで設定された7,000円上限のインパクトについては、参加者たちから驚きの声が相次ぎ、キャンペーンが消費者行動に与える影響力の大きさを再認識する場面も。

楽天経済圏の広がり

さらには、楽天市場が今後どこに力を入れていくのか、という大きなテーマにも言及。楽天ペイや楽天カードなど、多岐にわたる楽天のサービス群で形成される「楽天経済圏」がいかにユーザーを囲い込んでいるかが議論され、他のネットショップとは一線を画すビジネスモデルの強みと弱みが浮き彫りになりました。

2:ECとリアル店舗の融合

楽天ファッションのオムニチャネル化

次に取り上げられたのは、楽天ファッションが進めるオムニチャネル化の動きです。ZOZOとは違ったアプローチを目指し、リアル店舗との連携を強化している点に注目が集まりました。ブランド側が店舗とECの垣根をなくすことで、新たな価値創出を実現する試みが紹介され、AMAZONとは異なる展開に期待が高まっています。

日本郵便との連携による物流改革

さらに、ポイント制度や物流の強化など、楽天ファッションを支える要素について議論が進みました。特に日本郵便との連携による効率化は、今後の楽天全体の成長を後押しする可能性が高いと評価されていました。

3:ネットショップと独自ドメインの関係

モール型 vs. 自社サイト

話題は移り、ECの運営形態についての意見交換へ。楽天やYahoo!のようなモール型ECサイトと、自社独自のドメインを持つネットショップをどう使い分けるかというテーマで、売上構成やブランド力強化の視点からさまざまな意見が飛び交いました。**「独自ドメインならではの世界観」**を重視したアプローチがブランドイメージの確立に寄与するとの声が目立ちました。

4:ファッション業界の苦境と新しい取り組み

コロナ禍からの影響

ファッション業界は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で多くのリアル店舗が閉店に追い込まれ、ECシフトが一気に進んだ業界の一つです。それでもリアル店舗の価値は依然として無視できない、と参加者たちは口を揃えます。ユニクロやドン・キホーテなどが実践するリアルとオンラインの融合事例が、今後の方向性を示唆しているとして紹介されました。

家具・インテリア業界への波及

ファッション業界だけでなく、家具やインテリア分野にも輸入の遅延やコンテナ不足による物流課題が深刻化しているといった話題も。EC全般に関わる問題だけに、参加者たちの意見交換は尽きない様子でした。

5:EC業界における今後の課題と展望

リアルとオンラインのシームレス化

最後に、今後のEC業界が直面する課題や可能性がまとめられました。店舗で商品を確認し、オンラインで購入する「ショールーミング」や、その逆の「ウェブルーミング」など、新たな購買行動が当たり前となりつつある今、リアルとECをどれだけ自然につなげられるかが勝負の分かれ目となるとの認識で参加者たちの意見は一致。

次回に向けて

イベントのラストでは、「次回は、より深いレベルでリアルとオンラインの融合を掘り下げてみよう」という提案がなされ、参加者たちはそれぞれ新たな視点と課題意識を胸に、期待感を持ってゆるECナイトの幕を閉じました。

まとめ

キャンペーンが消費者行動に与える影響から、楽天経済圏の広がり、オムニチャネル化の試み、そしてファッション業界や物流課題まで多岐にわたって語られた今回の「ゆるECナイト」。共通するキーワードは、「リアルとオンラインの垣根をどう超えていくか」に尽きます。次回はさらなる深堀りが期待されるこのテーマに、EC業界を牽引するメンバーたちがどのような視点を持ち寄るのか、引き続き注目です。

Current NEWS

“情報”を追う | ラジオ・配信出演

今後のイベントはございません。