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ユナイテッドアローズ、「UAクラブ」- ポイントからマイル&クーポン制度、特典の全ブランド共通化を実現

 時代の潮流を象徴する取り組みのひとつが、ユナイテッドアローズ(UA)の2023年夏~秋を目途とする会員向け新プログラム「UAクラブ」です。これまでの「ユナイテッドアローズ ハウスカード」に代わる新しいサービスとして、ポイント還元を「マイル&クーポン制度」に変え、消費者の多様な行動を後押しする仕組みを構築しようとしています。

消費者とのつながりを深める

 近年、多くの企業が消費者とのつながりを深め、ブランドへの愛着を高めるために、ポイント還元のみならずさまざまな取り組みを行う方向へシフトしています。これは単なる販売促進ではなく、“いかに顧客一人ひとりとの長期的な関係を育むか”という視点が重視されはじめているからです。

 デジタル技術の進化によって実店舗とオンラインとの垣根が薄れ、「OMO(Online Merges with Offline)」が加速する今、顧客と企業との接点のつくり方も大きく変わろうとしています。

 そういう時代背景を受け、ユナイテッドアローズは、2023年夏~秋を目途に、会員向け新プログラム「UAクラブ」を開始する予定です。

「UAクラブ」とは?

 たとえば、これまでは購入金額に対してのみポイントが付与されていましたが、「お気に入り登録」「レビュー投稿」「ショッピングバッグの辞退」など、購入以外の行動でもマイルが貯まる予定です。

 これは単にお得感を高めるだけでなく、ブランドとの接触機会を自然に増やし、顧客との継続的かつ深い関係性を築く狙いがあります。さらに、これまでブランドごとに分かれていた会員ランクを統合し、全ブランド共通のステージ制度を導入することで、条件や特典をよりわかりやすくシンプルにするとのことです。

 こうした会員プログラムの刷新は、UAが掲げる長期ビジョン「美しい会社 ユナイテッドアローズ」(2033年3月期目標)と、その実現に向けた第一歩となる中期経営計画「感動提供 お客様と深く広く繋がる」(2024年~2026年3月期目標)の一環です。

 特に「UA DIGITAL戦略」の一つである「OMOの推進」を具体化する取り組みとして位置づけられており、デジタルと店舗を融合させながら、顧客一人ひとりがよりパーソナライズされた体験を得られるように設計されています。

・マイル&クーポン制度

具体的には、現行の購入金額に対するポイント還元から、マイル&クーポン制度へ変わります。貯めたマイルはクーポンに交換して、購入次回以降の購入などに使用できる。

例えば、商品のお気に入り登録やレビュー投稿、ショッピングバッグの辞退などのアクションでもマイルが貯まります。マイルが貯まりやすくなることで、さらなるお得感を演出し、顧客と当社との接点の増加につなげ、継続的な関係性の強化に努めるわけです。

・全ブランド共通の会員ステージ制度

これまでブランドごとの年間購入金額に応じて設定されていた会員ランク条件とエクストラサービスを廃止し、全ブランド共通のステージと特典制度へ変更する(*)。ランクアップの条件をシンプルでわかりやすくする。

(*)一部事業ではエクストラサービスを今後も継続する。

 このように、顧客との対話や体験価値の向上を重視しながら会員サービスを再構築していく動きは、今まさに多くの企業が注力している大きな潮流です。ユナイテッドアローズの「UAクラブ」は、そのわかりやすい事例といえるでしょう。

 実際にサービスの開始日はまだ確定していませんが、今後のアナウンスを通じて詳細が明らかになるはずです。既存の「ハウスカード」からの切り替え手続きは不要であり、貯まっているポイントも自動で引き継がれるので、ユーザーにとってはスムーズな移行となる点も特徴的です。

より詳しい内容や最新情報は、公式サイトの「会員プログラム リニューアルのお知らせ」(

https://store.united-arrows.co.jp/news/2023/06/membershipprogram-renewal.html

) で確認できます。企業と顧客がより深く結びつくための今の時代を象徴する試みとして、「UAクラブ」の今後の展開に注目が集まっています。

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