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「Workman Colors」始動――#ワークマン女子からの転換/地方から広がる新たな普段着革命

2025年、新たな挑戦が始まります。ワークマンは「#ワークマン女子」から「Workman Colors」へと進化し、地方を起点とした全く新しい戦略を展開します。これまで男性客の集客が難しかった地方市場に向けて、「快適普段着」シリーズを核に、より幅広い客層にアプローチする計画が本格始動しました。この特集では、ワークマンが打ち出す逆張り戦略の詳細と、その背景にある挑戦と革新について掘り下げていきます。

 なお「#ワークマン女子」から「Workman Colors」への改名は、2025年2月20日からスタートします!この日には、新店「Workman Colors 桜井店」(奈良県)を皮切りに、既存の3店舗も改装されて「Colors店」として同時オープンする予定です。このタイミングをきっかけに、改装や新規出店が順次進んでいくそうです。

1: 「#ワークマン女子」から「Workman Colors」へ――進化の理由

・地方市場への適応とブランド改名

ワークマンは「#ワークマン女子」のブランド名を改名し、新たに「Workman Colors」として地方市場への進出を加速します。これまで女性客をメインターゲットにしていた「女子店」では、地方都市での持続的な店舗運営が課題となっていました。しかし、新ブランド「Colors」は、男性客にも魅力的な商品展開を行うことで幅広い客層を取り込み、持続可能な店舗運営を目指します。

2: 快適普段着で男性客を取り込む新戦略

・「快適普段着」シリーズへの期待

「Workman Colors」の主力となるのは、男女比1:1を目指した「快適普段着」シリーズです。このラインは、地方での生活にマッチするベーシックなデザインと、ワークマンならではの高い機能性を兼ね備えています。これにより、地方市場での男性客の取り込みを強化します。

・地方市場への逆張り戦略

多くの競合が地方への出店を控える中、ワークマンは逆に地方を主軸に据えた出店攻勢を展開。人口3〜8万人規模の地方都市を中心に、新たな選択肢を提供します。この「地方中心」「男性客強化」という斬新なアプローチは、既存の地方市場に新風を吹き込み、業界の新たな潮流を作り出します。

・改名の3つのポイント

1. デザイン性とトレンドの重視

銀座店で成功を収めた「機能的でデザイン性に優れた商品」を全国に展開。

2. ブランドらしさの追求

機能性、デザイン、低価格の3つを融合した商品展開。

3. 効率的な生産体制

流行を捉えたPB(プライベートブランド)商品の短納期生産で競争力を強化。

3: 7年半で400店、さらにその先へ

出店計画と長期ビジョン

2025年2月20日には、奈良県の「Workman Colors 桜井店」を皮切りに、25店舗の新規オープンが予定されています。これを皮切りに、毎年40店舗を目標に拡大を続け、7年半で400店舗体制を構築する計画です。その後も10年かけて900店舗まで拡大を目指し、日本最大の店舗網を築くことを宣言しています。

競合との差別化

「Workman Colors」では、専売製品比率を高めることで、従来の「#ワークマン女子」や「WORKMAN Plus」との明確な差別化を図ります。2026年秋には専売製品比率を8割まで引き上げる計画が進行中で、特に男性向け商品を強化する方針が打ち出されています。

4: 銀座発「Colors」の成功を地方へ

都会での成功事例

「#ワークマン女子」から改名された銀座店では、男性客の増加が顕著に見られました。この成功は、地方展開の自信となり、今後の戦略に大きな影響を与えています。地方市場においても、デザイン性と機能性を武器に、消費者の新たな選択肢となることが期待されています。

「Workman Colors」が目指すのは、機能性とデザイン性を両立させた新しい普段着のスタンダードを創り出すことです。地方都市から広がる新たな戦略が、アパレル業界にどのような影響を与えるのか。ワークマンの挑戦は、これからも目が離せません。

今日はこの辺で!

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