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コスメだからこその売らない店 ティアランド

・原宿発「売らない」コスメ店 日本上陸前の韓国・中国製も試せる( 参考

5ヶ月で来場者1万人を突破したという「 ティアランド」というお店。コスメ系の「売らない」店なのです。

そこには各社の美容部員がいるわけではなく、商品自体に詳しいそのお店の専門スタッフが常駐しています。専用の美容部員であれば、個々のブランドしか知らないけど、そうではなく、使い方という視点で、好みに合ったオススメ商品を提案するわけです。だから、新し物好きで綺麗になりたいという価値観で形成され、勉強会も行うそうです。

説明するスタッフは販売員ではなく、美容が好き、という長所を引き出すことで、埋もれた才能を引き上げます。おまけに綺麗になろうという、ポジティブシンキングは、買う側、売る側の両面にとって良いはずです。売らなきゃ、買わなきゃという先入観がないから。コスメを試しているうちに買えばいい。

会社としてはアプリ、AI画像解析システムなども使いながら、メーカーに出店料を払ってもらう仕組み。マーケティングの側面が強く、トレンドの移り変わりが激しいコスメにあってスタートアップ的なコスメにとっては専門の美容部員ではないほうが、利点があります。

詳しく勉強しているスタッフが説明してくれるのでブランドにとってはファンになりやすく、一方、「ティアランド」は顧客データと継続顧客の両面を手にしてレコメンドの質を上げて、次に繋げられます。それをベースに新規のブランドを呼び込んでいき、スタッフ、お客様とも共に成長していくというわけで、よくできています。