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円安で伸びる日本製品の海外需要と“偏愛”が支える雑誌再生――EC・メディア活用の新潮流

【出演】776FMラジオ 野崎創氏MC「connect」 隔週木曜コーナー「アナザーエディション」

円安で加速する越境ECと“偏愛”が再生する雑誌業界――ビジネスの新たな勝機【FMドラマシティ「connect」】

77.6FM「FMドラマシティ」で毎週木曜AM11時に生放送されている番組「connect」。エーデルワイスファーム 野崎 創さんが司会を務め、いま話題のテーマを多角的に掘り下げる人気番組です。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、ビジネスや社会の最先端動向を取材をもとにお届けしています。

今回は、急進する円安を背景に盛り上がる海外からの日本製品購入と、雑誌業界を“偏愛”によって再生させる新ビジネスモデル――二つの話題が示すのは、グローバル・ローカル問わず柔軟に対応する企業こそが勝機を掴むということ。詳しく見ていきましょう。

1. 円安がもたらす越境ECの急増――BUYEEの成功要因

海外への輸出を仲介するBEENOSの越境ECサービス「BUYEE」では、円安が加速した3月11日以降、わずか10日間で購入金額が18.8%増。

  • 海外から見た“円安の魅力”: 日本製品が“お得”とSNSやインフルエンサーが紹介し、ブラジルやメキシコなど遠方の国々から大量購入が相次ぐ
  • 顧客単価の上昇: 既に日本の品質を知っている富裕層やバイヤーが、“今こそ買い時”としてまとめ買い
  • 企業の準備がカギ: 商品情報や物流体制を整えていた企業は、一気に市場に参入し成功を収め、ニッチな工芸品や特産品にも需要拡大のチャンス

円安が一時的な後押しとなる中、越境ECを活かすには、自社商品の魅力をグローバル市場にどう伝えるかが重要です。

2. “偏愛”を軸に雑誌を再生――ヘリテージが示すメディアの新戦略

経営破綻したエイ出版社からライトニングなど趣味性の高いメディアを引き継いだ「ヘリテージ」は、雑誌だけに頼らない収益モデルを構築。

  • 編集長のYouTube登場や無料コンテンツ: ファンを増やし、広告収入や安定収益を確保
  • 有料会員プランとECの連動: 雑誌の“偏愛”コミュニティを束ね、月額収入とグッズ・コラボ商品販売で売上を伸ばす
  • 紙とウェブを超えた複数チャネル活用: 紙媒体だけでなく、ウェブ、SNS、動画配信など多彩なチャネルでファンとの接点を拡大

“偏愛”を大切にすることで、一部の熱狂的ファンを中心に安定したコミュニティを形成し、雑誌の新しい価値を再定義する手法が注目されています。

3. グローバル×ローカル視点が生むビジネスチャンス

円安による越境ECブームと、雑誌の“偏愛”再生は、対照的に見えて実は共通点があります。

  • 世界へ開く視点: 越境ECは海外顧客を取り込む手段、雑誌もSNSやYouTubeで国内外へ情報発信可能
  • コミュニティ型ビジネス: BUYEEで積み上がる海外ユーザーコミュニティ、ヘリテージで育つ趣味性ファンコミュニティ
  • 柔軟なチャネル活用: どちらも既存の枠組みにとらわれず、新しい販路やプラットフォームを積極的に活かしている

いずれの事例も「従来のやり方に固執せず、新たな価値や市場を見出す」姿勢が成功の鍵となっています。

  • 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
  • 放送局: 77.6FM 「FMドラマシティ」
  • 番組名: connect
  • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
  • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
  • PCやスマホで全国どこでも気軽に聴取可能。
  • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」→「776FM FMドラマシティ wonder storage」
  • ウェブサイト: listenradio.jp → 「全国のラジオ局→北海道→radio TXT fm dramacity」
  • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要)

番組司会の野崎さんいわく、「メディアは身近なものになったからこそ、継続して中身ある発信が大事」。僕は「アナザーエディション」で隔週出演し、この姿勢を共有しながら情報を発信しています。

【まとめ】

  • 円安×越境ECの爆発力: 海外から見た日本製品の“割安感”で購入数・単価ともに急増。準備が整っていた企業が大きく恩恵を受ける
  • “偏愛”雑誌再生のヘリテージ: 編集長のYouTube登場や有料会員制、EC連携でファンを囲い込む。紙媒体に頼らない多収益チャネルを確立
  • ビジネス拡大の秘訣: 従来の常識に縛られず、グローバル市場を狙うか、ニッチなファンコミュニティを深掘りするか――それぞれのやり方で新市場を開拓

円安が一時的だったとしても、企業はグローバル顧客を獲得できるチャンスを活かすべきです。また雑誌のように“偏愛”を軸にコミュニティを築けば、他にない価値を提供することが可能。番組「connect」では、これからもこうしたビジネスの先端事例を追っていきますので、どうぞお楽しみに。

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