LINE 公式アカウントやLINEチラシに関しての一部 無償 でサービス
飲食店などは今回の外出自粛において大きな打撃を受けていて、店を開けて、テイクアウトなどを利用するにもそのプロモーションするお金がないことが何よりも大きな問題である。そこで、先ほど、 LINE 公式アカウント やLINEチラシに関しての一部 無償 でサービスが利用できると発表があった。
「LINE公式アカウント」は、企業や店舗がLINE上にアカウントを作り、「友だち」となっているユーザーに対してメッセージ配信を行うことができる法人向けアカウントサービス。
飲食店にとって顧客が「来店しない」ことは収入源が失われ、そう易々と休業にできない事情で、営業時間を短縮しながら自らテイクアウトをしているくらいで、それだけに、プロモーション予算がないところも多い。こういうものを活用すれば、活路を見出せる。この視点は確かに「あり」だ。
事実、「LINE公式アカウント」利用者には、大規模企業や中小企業、飲食店などをはじめとする店舗などが多く、メッセージ発信の意味合いは大きい。
LINEチラシで正確に状況をアナウンス
一方で、「LINEチラシ」は、これまでオフラインでの配布が中心だったチラシやDM(ダイレクトメール)を「LINE」を通じて配信する事でスマートフォンに最適化したデジタルチラシのサービスである。
2019年10月のサービス開始以降、ドラッグストアチェーンやスーパーマーケット、家電量販店などの企業を中心に活用されていて、こちらはこちらで、商品の在庫状況などを的確に伝えるという意味では、チラシが重要な役割を果たしそうだ。
具体的な中身だが、各店舗の「LINE公式アカウント」から1日2回まで無償でメッセージ配信が可能な「新型コロナ対応無料配信」機能を提供するといい、この機能は4月16日以降に提供予定だ。
「LINEチラシ」も「LINEチラシ」内の各店舗ページへのバナー掲載機能を無償で提供するとのこと。本機能を利用することで、アプリ「LINE」のウォレットタブからアクセスできる「チラシメディア」内の店舗ページへのバナー掲載が可能となる。バナーは、独自にデザインしたデータを使える他、複数のテンプレートの中から選択することでデザイン作成の手間なく利用できるとした。
これまで、支援サービスの中身では、売る場所を提供するサービスなどはあったが、LINEとしては売りたい場所があるとして、プロモーションの費用に着目したわけなのだ。日頃、これらのサービスを使っている企業や店に対して、コミュニケーションの重要さを説き、共に、お客様を追い続けてきた企業らしく、「伝える機会」を作ることで、応援していこうというわけである。これもまた、ネット企業がその強みを生かして、リアルに貢献できる魅力的な、恩返しである。
前向きに知恵を出し、歩んで行こう。明日を信じて。