渋谷PARCOがクラウドファンディングで飲食店を救う!「パルめしプロジェクト」始動
新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの飲食店が苦しい経営状況に追い込まれています。昨年11月にリニューアルオープンした渋谷PARCOも、緊急事態宣言下では約2か月間の休業を余儀なくされました。6月に入って営業を再開したものの、ソーシャルディスタンス確保のための席数削減や時短営業など、飲食店には依然として大きな制約が残っています。
■ プロジェクトの概要:「パルめしプロジェクト」
そんな状況を受け、渋谷PARCOが初めて取り組むのが、クラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」を活用した**「渋谷PARCO お得に飲食店応援!『パルめし』プロジェクト!」**です。
- • 開始日時:2020年7月2日(木)正午12時スタート
- • 目的:飲食店への支援と、支援者が渋谷PARCOの飲食店をお得に楽しめる仕組みづくり
この企画は、“商業デベロッパーとして初の試み”でありながら、渋谷PARCOらしい新しい視点とエンタメ性が特徴です。
・ 支援方法:「パルめし」チケットを購入
プロジェクトを支援する方法は、「パルめし」チケット(お食事券)を購入するだけ。
- • 金額コース:3,000円/5,000円/10,000円/30,000円の4種類
- • 受け取り方法:郵送または渋谷PARCO店頭で受け取り可能
- • 使用店舗:渋谷PARCO内の対象飲食店であれば自由に選べる
購入金額よりもお得に食事を楽しめるうえ、集まった支援金(必要経費を除く)は各飲食店に還元される仕組みです。店舗選択は来店時に自由に決められるため、普段行けなかったお店を試す絶好の機会にもなります。
・ 追加プラン:チケットなしの「そのまま応援プランコース」
お食事券ではなく、純粋に飲食店を支援したい方向けのコースも用意されています。
- • 支援方法:リターン(お食事券)は受け取らず、支援金を希望するお店へ直接送る
- • 備考:申し込み時、備考欄で応援したい店舗を指定可能
このプランは「お得に食事をするつもりはないが、とにかく応援したい」という人にぴったりの選択肢です。
■ 渋谷PARCOらしさが光るクラウドファンディング
渋谷PARCOは常に新しい消費提案や価値観を生み出すことを目指してきました。「ファッション」「アート&カルチャー」「エンターテインメント」「フード」「テクノロジー」の5本柱で構成される中で、今回は特に飲食店をフォーカスし、クラウドファンディングという手法を取り入れています。
「パルめしプロジェクト」は、単なる支援に留まらず、利用者にとってもワクワクする体験を提供。まさに、“今この状況だからこそ可能なエンタメチックな支援策”として、一歩踏み出す姿勢が渋谷PARCOらしさを感じさせます。
■ まとめ
コロナ禍で多くの飲食店が苦境に立つ中、商業デベロッパーとして“初”のクラウドファンディングを通じて、渋谷PARCOは新しい風を吹き込もうとしています。
- • 「パルめしプロジェクト」によって、支援者はお得に食事を楽しみ、飲食店は直接的なサポートを受けられる。
- • チケットの受け取りや店舗の選択が自由なので、気軽に複数のお店に足を運ぶことも可能。
- • お食事券なしで応援する選択肢もあり、さらに幅広い支援の形を実現。
「受け身では何も変わらない」からこそ、今だからこそ生まれるクリエイティブな挑戦を続ける渋谷PARCO。これからの動向にも目が離せません。