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オープンゲート SBIトレーサビリティ 販売提携契約を締結

 オープンゲートとSBIトレーサビリティは「SHIMENAWA for SAKE」の提供に関連して販売提携契約を締結した。「SHIMENAWA for SAKE」はブロックチェーン技術とNFC/RFID技術を融合させたデジタルペアリングを活用したトレーサビリティ・サービスである。

日本酒を取り巻く環境

近年、日本酒の海外輸出にかんしては、実は12年連続で前年を上回る金額・数量で過去最高を記録している。1L あたりの輸出価格は10年前から全体で2倍上昇するなど、勢いがある。高価格帯のプレミアムな日本酒は中国や米国などの海外市場でトレンドとなっているのである。

一方、国内では酒類の課税移出数量に占める日本酒の割合はというと、厳しい環境にある。1975(昭和50)年頃には30%程度であったものの、足下では6%程度まで低下。特に20代・30代の若者の日本酒離れが顕著であり、昨今は蔵元(清酒製造業者)数減少の一途を辿る状況。

蔵元の価値を最大化

「重く固く閉ざされた課題や困難の扉を、蔵元(クライアント)様と力を合わせて開き、共に新しい世界を見る。」それがオープンゲートのミッション。多くの蔵元の海外事業、越境・国内EC事業強化の支援業務を提供していこうと考えている。

今回、そんな中で、SBIトレーサビリティのSHIMENAWA for SAKEを組み合わせることを着想したわけだ。地域の歴史・伝承、酒米や水環境など様々なエッセンスが詰まった“地域そのもの”日本酒。その魅力、価値を最大化し、地方創生、日本酒業界全体の活性化を図ろうというわけだ。本販売提携契約を締結するに至ったのはまさにそんな流れからである。

SBIトレーサビリティは、何をするのか。

ブロックチェーン基盤のCordaとサトーが有するNFC/RFID技術のデジタルペアリングを活用。「SHIMENAWA for SAKE」でより追跡可能な流通プロセスを構築。「日本酒のストーリー可視化」、「真贋証明」や「開封検知」などのソリューションを提供。日本酒やブランドの魅力、価値を最大化していこうというわけだ。