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ミウラタクヤ さんの“ひとりEC” に商いの原点回帰を見た

商いの原点回帰?

 おお、届いた、届いた。「ひとりEC〜個人でも大きく伸ばせるネットショップ運営術〜」をミウラタクヤ商店の三浦卓也さんから献本いただいた。そんなわけで、早速、読了。非常に興味深く読ませてもらった。

 読み終えて、一番感じたことは、「商売の原点回帰が起こっているのかもなあ」ということだった。元々、商いは商店街などで存在する個人商店から始まったようなものだと思っている。

 それはその地元に住む人たちの小さな商圏の中で売っていたわけであって、それが今や時代の進化とともに、大きくなって、スーパーや百貨店、ショッピングモールに至るわけだ。

 けれど、ネットを時代を通して、また、個人商店が誰でも立ち上げられる、そんな時代になった。そう思ったから原点回帰で、商いの本質は実は、なんら変わっていない。むしろ、それを今の時代は、生産性高く、やりやすくなっていることで、それを一言で言えば、「ひとりEC」ってことになりそうに思う。

商いの本質は・・・

 商売の本質はどこにあるのか。結局は、お客様とその商店のスタッフの関係が全てである。

 改めて考えると、昔で言うところのリアルに存在する「商店街」はそのきっかけ作りであることがわかる。では、それにとって代わるものは?ということになる。人と人とが結びつけるネットの世の中そのものがかつてでいうところの「商店街」のようなものであって、もう少し言及するなら、「SNS」であったり「検索」であったりする。いかん、妄想が始まってきた(笑)。

 つまり、今はそういう「商店街」を作ることなく、人と人とが繋がれる。だから、今の時代にあって、かつてのような個人商店のようなものができる。そう考えてみると、それが商店街なのか、ネットという広大な人と人と接点を生み出す引き合わせの場所かであるかの違いであるだけで、結局、大事なのは昔と何ら変わらない。だから「商売の原点回帰」だ。

八百屋の話が良いなあ

 この本を通して読んでみて、改めて最初に出てくる「八百屋」の話が好き。「今日も、良いの入っているよ」と言えるだけのお客様との関係性は、勿論、野菜自体の価値もあるけど、もっと別のところで形成されていて、そのおじさんの愛嬌だったり、商品への想いや価値観なのである。だから、このネット時代でそれをどう再現するかだ。

 商店街など、人が集まる場所がなくなった今も、それは変わらなくて、彼の場合で、ブログ、Twitterなどを効果的に使って、自己表現して、彼流の言葉で言うと、「営業して」その部分をフォローしている。

 当然ながら、ダイエットのコーヒーを扱っているので、商品を売るより先に、そこに紐づく価値観をどう訴求するか。また、お客様が学びとなるようにしていければ、また、その店に寄ろうという意識が芽生える。

その本質を効率よく今の時代に

 寄ろうと思えば、LINEなどを使うことで、まるで会っているかのような、関係性を築ける。それが「ひとりEC」という部分にも直結するのだけど、昔のような温もりある関係すらも、ある程度、効率よく築けるのであって、本質にブレはなく、そこを生産性高くして、多くの人数を必要とすることなく、それができることを示している。

 余談であるが、確か、以前フラクタの河野さんから誘われて河野さんとのオンライン対談をした際に、質問をくれたのが確か三浦さんだった。その時から、普段、僕にする質問は、(自意識過剰かもしれないけど)僕の文章の書き方に関して関心を抱いてもらってくれているからこそ、生まれるようなものが多い気がして、ああこういうことなのかと読んでから思った。

 つまり、大事なのは「伝える」ことは勿論、「伝わる」ことが大事で、そこに対して貪欲に向き合う彼の姿そのものなのだ。お客様と繋がりたい気持ちの裏返しってわけだ。

もっと自由に働くことで自分らしく生きる時代

 最後に、意見が分かれるところかもしれないけど、わかるなあと納得したのは、組織的なものに疲弊して、という文脈。どうしても組織ってその中で生き抜くために時間を割かねばならぬこともある。そこで引き立つこともあるけど、本来その人が持つ自分の力が、そこに割く時間によって失われて、最大限、発揮できない可能性もあるようにも思う。才能がない人なんていないから、真摯にその才能に向き合うべきだし、その力を発揮できるように、三浦さんみたいな生き方をしても良いと思う。

 どれが正解とは言わない。けど、大事なのは僕は、その人自身がその人生を謳歌することであって、自分の力を最大限発揮できるフィールドを考えるべき時代にあると思う。その意味で、三浦さんが提案するこの「ひとりEC」という働き方は、何かしらの気づきをくれるのではないかと思った次第である。

 今日はこの辺で。相当、僕の個人的感想だけど、またね。

参考:才能を生かす“ECサイト” の 作り方 ミウラタクヤ商店 の D2C 納得の着眼点

 

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