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145さんの気まぐれNewsまとめ

 何気なく思った事だが、今後は財閥とまでは言わないけど、巨大な経済圏がいくつか存在して、そこに集まるお金をベースにして、新規事業やその経済圏の土台となるインフラを構築していく時代になるのかなと思っていた。そんな意味でこのニュースを取り上げる。

LINE、出前館を実質子会社に 300億円出資LINEは26日、デリバリー大手の出前館に追加出資すると発表した。出前館が実施する第三者割当増資を、LINEと親会社の韓国www.nikkei.com

 思うに、LINEはインフラとしてコミュニケーションアプリとしてまだ潤沢なうちに出前館のようなコンテンツを自分の傘下に納めてそこへの投資で再生させて、LINEそのもののインフラとしての基盤を盤石するというわけだ。

 その一方でLINEペイに積極投資をして、これらのコンテンツが機能するための決済の土台を作って、ある意味、アプリで得たユーザーを最大化させる動きを加速させていて、今後もこのような投資はあるのではないかと思われる。

 その意味ではこのニュースも似ていて、

ジャパンタクシーとKDDIが資本業務提携日本交通系のタクシー配車アプリ大手、ジャパンタクシー(東京・千代田)は26日、KDDIと資本業務提携したと発表した。KDDwww.nikkei.com

 スマホの位置情報を利用しユーザーと引き合わせて「受け身」のはずのタクシーの効率化を図り、その効率化で生まれた利益を経済​​圏でお得にユーザーに還元するとしたら、その連携には意味があるわけだ。KDDIには携帯キャリアで得た安定したユーザーとそこで生まれる膨大な資金を背景に、可能性あるインフラに投資して、その成長を促せ、新たなサービスを経済圏に取り込める要素を発掘していく、ということなんだと思う。

 おそらく各社が凌ぎを削る経済圏の中身は徐々に投資をするための場所となり、多くのスタートアップ企業に投資をして、その可能性を模索する時代になると思われる。

 そんな中で、このニュースを見ると、資金の問題というのはいかに大きいかということになる。

ぴあが恐れる5月危機 エンタメ市場、3割消失も新型コロナウイルスの感染拡大で経済的な影響が広がっている。観光や外食とともに直撃を食らっているのが、コンサートやスポーツイwww.nikkei.com

 今回、事業に大きな影響を及ぼすような事態が起こる中で、まさにエンタメ市場はそれ事態が消滅する可能性が出てきている。当然ながら、固定費をかけて、行うものでそれは集まる顧客をテコにして、成立しているのだから、その動力となる顧客が集まらなければ、一気に先行きは見えなくなる。

 だからこそ、エンタメ系のリスクヘッジをどうやるのかを本気で考えるべき。国はそのリアリティをどれだけ把握しているか分からないが、ひとつ、上記に書いた経済圏の話題しかり、今や直接的にユーザーと結びついて、固定費などはかけなくとも、安定した収益源を生み出せる土壌はネットがもたらすことが多いので、リアル系の企業はネット系の企業と融合して補完しあえないものかなと、思う。それをすることによって、その上にあるコンテンツを守れることになり、エンタメ市場そのものを守ることになると思う。

 その意味で、こういう動きとかも注意深く見ている。

ニコニコ超会議2023 公式サイト 2023年4月22日(土)~4月30日(日)の9日間にわたって開催する「ニコニコ超会議2023」の情報をお届けします! chokaigi.jp

 本来リアルでやっているイベントを、もともとネットから始まっている事業だからこそ、ネットで完結させるための動きに早々シフトしている。つまり、リアルの損失をフルにカバーできないにせよ、ネットが補完していると思うのだ。

 今こそ、ネット系企業が何ができるかなのではないかなと思う。

 ユーザーを常に抱え込んでいる強みは大きくて、それは海外のTikTokの動きを見ているとわかりやすい。

「TikTok」世界展開へ種まき ネット銀やAI作曲世界で人気を集める動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が世界展www.nikkei.com

 TikTokは個人的な感想を言えば、他のSNSと大きく異なる点がある。この動画のプラットフォームに中国が存在すること。YouTubeですら中国には入り込めていないけど、TikTokはそこを丸ごと手に入れているのだから、持っていた動画の可能性をそこで一気に開花させ、その収益を持って、海外にも転じて、勢いを握る。

 逆も然りで、中国の莫大な人口はこのTikTokのみが握っているから、そのマーケットを持っているだけでも大きくて、各国の発信者にとってもその市場を取り込める分だけ、伸び代があるということであり、要注目だし、それはTikTokの成長にもつながる。それだけ盤石にユーザーが飛び交えば、それ以外のジャンルに進出して、その可能性を模索するのは当然の動きだろう。

 というわけで今日はこの辺で。