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145さんの気まぐれNEWS〜決済に関する雑感

みなさん、ごきげんよう。

 メディアを立ち上げて、その為の資金となる部分の動きをしていて、ここに書くのに間が開いてしまったが、ギリギリのところでなんとかやれている。自ら時代を読み、その時代に合わせて新たなメディア像を作ろうと思ってやっているが、共感してくれる人もいて、可能性は感じている。

 さて、今日はちょっとだけ趣向を変えて、今年、動きが盛んになるであろうところでいうと「ペイメント」の話題かなと思っていて、そこで思うことをまとめてみた。

 一言で言うと、これからはお金を「保有する」時代から「運用する」時代へと言う気がしていると言うことです。なんだなんだ、投資運用の話かと言いそうですが、そういうことではなく、今のペイメントの動きは、日常生活する皆がそれを考える時代になると言うことを僕は指し示していると思うのです。

 なので、各社はこのジャンルに必死で、まずはこちら。

 Origamiは元々、ECのモールをやっていて、それは何よりも決済という部分でのプラットフォームを狙っていたからに他ならない。つまり、まずはECでノウハウを積み重ねて、それでリアルでのスマホ決済へと進出したわけで、他より早く動いていた。

 けれど、経済圏の波に飲まれてしまった。Origami自体はユーザーの囲い込みよりも、スマホならではの位置情報を生かした、お得なクーポンなどに注力していた印象があるので、ここでフリマアプリで盤石なユーザーを抱える「メルペイ」と連携することは親和性は高いと思うが、先駆けてやっていただけに苦しい。

 いかに、独自のコアユーザーをしっかり抱えておくかが大事な顧客主役の時代になっていることを意味しています。

 まさにPayPayはその部分でまずはユーザーが日常でスマホ決済をする環境を整えるべく、加盟店への積極的な営業とCM投下して、覇権を握っていて、既にそのユーザー数が2300万人と発表されています。

 この認知度を背景に、今や吉野家や日高屋などの外食に照準を定めて、こんな風にして、2月1日から40%還元のキャンペーンを仕掛けているのは、消費税の関係で、家の中で食事する傾向があるのに対して、敢えて、このキャンペーンを武器に、集めましょうと呼び掛けたわけだ。

 実際、PayPayではコンビニでは利用率が高いものの、飲食系ではまだそのレベルではないので、ここでそのユーザーを自分陣営に導きたいという思惑があって、なかなか考えられています。

 この様にして、ペイメントは生活に密着するインフラとして浸透させることで、あらゆる場面に接点を持てるわけですから、ここに莫大な投資ができる。おそらく今後はAIが重要視されてくるので、そのペイメントのインフラの上で、人々はお勧めされて、お得にライフスタイルを過ごせるというわけで、だから、auも動き出しているわけで、ついこの間、総額70億円還元キャンペーンをしているわけですね。

 これも基本的は、自らの資本を使って、自分の陣営に引き寄せようとする取り組みで、記者会見でも終始、auは携帯電話のキャリアではなく、ライフスタイル全般をカバーするブランドと話していたわけです。

 このペイメントの話題と関係して、そこまで注目されていないのですが、注目すべきは「ポイント」なんですよね。この記者会見でもauは「ポンタ」と「au WALLETポイント」を統合する方向で動いているわけです。

 ペイメントは還元方法の幅を広げる為に、ポイント経済圏も取り込んで、最終的にはそれらを自らのペインントのプラットフォームで換金できる様にしていけば、今よりもっと埋蔵されたポイントを世の中の消費の活性化につなげて収益につなげることができるわけです。

 だから、ドコモがここでメルカリとポイント連携するというニュースは、うなづける訳です。メルカリはdポイントの顧客層、ドコモはdポイントの使い道の幅を広げるという訳です。2月24日からは「メルカリでd払いを使うと+10%還元キャンペーン」を実施するなどして、dポイントでメルカリで使える様にすれば、ここで経済圏が形成される。

 つまり、これからペイメントとポイント、そしてそこにネット通販を絡めたところに、新しいショッピングのあり方というのがあって、消費者のみなさんにおいては極力、それらを有効活用して、お金を持つというよりは、育成するフェーズに入ってくるのはないかと思われ、そこでまたビジネスは新たな方向性を見せてくれそうな予感があります。

というわけで今日はこの辺で。