145さんの気まぐれNewsまとめ
みなさん、ごきげんよう。
知人がそこでイベントをやっているということを聞いて、二子玉川の蔦屋書店に行った際に、面白いクリエイターさんを紹介された。印象的だったのは、その方はずっと「絵を描くのが大好き」だったという。
でも、これは僕自身、キャラクター業界にいたことで痛感していることだが「絵が描ける」そのことだけでは、全くお金にならない。ただ、この方、自分で会社も何年かやっていて、なぜ、それができたのか、聞いて納得した。
「自分の絵を紙に書いても全く売れないので、ネイルに書いたら、みんなお金出してくれた」と。発想の転換一つでまるで変わる。同じ絵でもどこに描くかで価値が生まれるんだと思った。
確かにそうだよね。買う側はそれが自分を高める武器になると分かった瞬間、お金払うんだよね。「絵の好きさ」は考え方次第で、お金にも繋がる好例だと思った。
さて、今日の気まぐれなニュースまとめだ。
テレビ朝日と組んで動画配信の場を作りつつ、Netflixとの連携も強化し、これらの動画の会員と利用無制限が込みになっているプランを出していて、5Gにかける意気込みを感じた。テレ朝もテレビだけではないジャンルに進出して今のうちに制作力の高さを発揮できる場面を模索しないといけない。
KDDIはKDDIで、これを契機にTVに代わるプラットフォームを築いて、そこで発生させる広告効果を自らの経済圏に生かすものと思われる。また、動画配信プラットフォームは、その先にコンテンツがあるので、これが会員のエンゲージメントを高め、経済圏の基盤を作るという要素もあり、ここはKDDIとしても力を入れていそうだ。
それらの経済圏でたまったポイントはまさに、今大セールで総力を結集している「au Pay マーケット」を使ってもらうことを定着化させることで、ポイントが入ってきて、出て行って、生活が常にKDDIの経済圏にあるという状況を作りたいのだと思う。
すごいなと思ったのはアマゾンの下記の話題。
Amazonが配達する分に関しては、今後、30都道府県においては、置き配を標準とすると発表した。つまり基本、玄関先に置いて行かれるということになる。これにより再配達に関する労力は一切、軽減されて、作業効率はよくなるので、これからAmazon経由の需要が増えても対応できるための備えをしているわけだ。
配達に関しては色々、ドライバー不足も叫ばれているから、佐川が新幹線を使うという話を持ち出している。
わからなくもない。首都圏は良いがJR北海道などは観光がベースであり、新函館北斗までの本数を増やせれば利用者の利便性が上がるし、それが観光を強くすることを後押しする。何より配送における人手不足は深刻なので、佐川としてはどんな移動手段も欲しいわけで、ここにお互いの思惑は一致するものと思われる。
続いて、ロハコの話題だ。
ここで注目したいのは、僕的に言えば、ロハコは日用品を売る為だけに作った会社ではないということなのだ。元々企業向けで「ASKUL」を元に「明日来る」で実績を作ったけど、実際、ここ最近はオリジナル商品を作ったところに価値がある。リピートも多く、アスクルにとっても粗利も良いので、このメーカー共々WIN-WINの構造だったわけだけど、これをまさに、一般消費者にもやろうとしたのがロハコの真骨頂なのだと思う。
ECマーケティングラボという消費者データを開示して、メーカーとオリジナル商品を作るスタイルはまさにそれを反映したものであり、ここ最近、ヤフーとの連携を強化し、確かにそれによって粗利がよくなって来ているのは事実としてあるが、他の「rakuten direct」あたりと変わらない顔つきになっていくのはあまりにもったいない気がしている。
PayPayモール等経済圏フックに戦略を組み、売上粗利は出るがロハコの個性は失われないことを切に祈るばかりだ。
というわけで今日はこの辺で。