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GMOメイクショップ、「IT導入補助金」の更なる申請支援強化を目指しコンソーシアムを組成

 GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長CEO:向畑 憲良、以下、GMOメイクショップ)は、パートナー企業との協力により「IT導入補助金」の申請支援体制を強化し、ECサイト構築における事業者の費用負担を軽減するため、コンソーシアムを組成しました。

 以下では、「IT導入補助金」の概要から今回のGMOメイクショップ株式会社が組成したコンソーシアムまで、一連の流れを整理しながら解説します。補助金制度の基本を理解しつつ、ECサイト構築における具体的な活用イメージが得られるように再構成しています。

1. IT導入補助金とは?

1-1. 制度の概要

「IT導入補助金」は、中小企業や小規模事業者が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する際に活用できる補助金です。ITツールを導入するための費用(ソフトウェア導入費用や導入コンサルティング費用など)の一部が補助されることで、DX(デジタルトランスフォーメーション)化や業務効率化を促進する目的があります。

  • 開始年:2017年(経済産業省により創設)
  • 補助対象:中小企業・小規模事業者(要件は公的資料に基づき確認が必要)
  • 補助内容:ソフトウェア/クラウド利用費、導入関連費用の一部

1-2. 制度の背景と目的

少子高齢化やグローバル化の進展により、中小企業や小規模事業者が抱える人手不足や業務効率の低さなどの課題は深刻化しています。これらをIT化によって解決することを支援するために導入されたのが「IT導入補助金」です。ITツールの導入で生産性を高め、企業の競争力強化につなげることが期待されています。

1-3. 補助金の申請から交付までの流れ(一般的なプロセス)

1. IT導入支援事業者の選定

• 「IT導入補助金」の登録事業者(IT導入支援事業者)を通じて申請を行います。

2. 申請書類の作成・提出

• ITツールの導入目的や事業計画などをまとめ、所定の申請フォームを提出します。

3. 審査・交付決定

• 申請内容が採択されると、交付決定通知が届きます。

4. ITツールの導入・実績報告

• 交付決定後に、実際の導入や支払い手続き、実績報告を行います。

5. 補助金の確定・支払い

• 実績が確認されると、補助金が支払われます。

6. 効果報告

• 導入後も一定期間、効果に関する報告書の提出が求められます。

2. GMOメイクショップによるコンソーシアム組成の背景

2-1. GMOメイクショップの役割

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは、ECサイト構築プラットフォーム「MakeShop byGMO」を提供する企業です。ECサイト構築の支援実績も豊富で、2017年の補助金開始当初から「IT導入支援事業者」として登録。多くの事業者に対して、IT導入補助金を活用したECサイト導入支援を行ってきました。

2022年度の採択率:91%(自社調べ)

• 参考:同補助金の「デジタル化基盤導入枠」全体平均(82.6%)を上回る実績

補助金総額:累計で1億5千万円以上を支援

2022年度の採択件数:前年比429%の大幅増

2-2. コロナ禍による需要の急増

特に2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、オンラインビジネスの需要が急伸しました。その結果、GMOメイクショップに寄せられる「IT導入補助金」の申請相談も急増。コロナ禍前(2019年)に比べ2020年の申請希望数は527%に達し、以降も継続して高い伸びを見せています。

2-3. コンソーシアムを組成する理由

「IT導入補助金」の申請には、IT導入支援事業者としての登録や実績・体制が求められます。しかし、単独では要件を満たせない法人・個人事業主や、申請業務に十分なリソースを割けないパートナー企業も少なくありません。

そこで、GMOメイクショップは自社を“幹事社”とし、パートナー企業が共同で「IT導入補助金」を活用できるコンソーシアムを組成。これにより、以下のメリットが生まれます。

  • 1. 構成員として参加すれば、自社ツールを補助対象に登録可能
  • 2. GMOメイクショップが申請ノウハウや手続きサポートを提供
  • 3. 高採択率(実績91%)が期待できる

3. コンソーシアム参加(構成員)によるメリット

3-1. 最大350万円の補助

「IT導入補助金」には導入するITツールの種別や機能に応じて補助上限が定められていますが、ECサイト構築の導入においては最大350万円まで補助を受けられるケースがあります。構成員となったパートナー企業は、この制度を活用したECサイト構築プランをクライアントに提案できます。

3-2. 申請支援体制の充実

GMOメイクショップは、ガイドラインやセミナー動画などを作成し、パートナー企業が補助金申請に取り組みやすい環境を整備しています。

幹事社が行うサポートの例

1. 申請書類の作成支援

2. クライアント(補助金申請を行う事業者)のマイページ招待などの事務手続き

3. 補助金交付後の効果報告支援

パートナー企業は、これらの煩雑な手続きを幹事社であるGMOメイクショップに任せることができるため、営業活動やクライアントサポートに専念することが可能です。

3-3. 幅広いパートナー企業の参加

現在、50社以上(2023年5月16日時点)がすでにコンソーシアムの構成員として協定を締結しています。Web制作会社やシステム開発会社、コンサルティング企業など、業種を問わず参画可能です。今後も参加企業を増やし、申請支援体制をさらに拡充する方針です。

4. まとめと今後の展望

  • IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者のIT導入を後押しする重要な施策
  • GMOメイクショップは、2017年から支援実績を積み重ねてきた“IT導入支援事業者”であり、採択率91%という高い成功実績を有する
  • コンソーシアムの組成によって、より多くのパートナー企業が補助金制度を活用しやすくなり、クライアントへの提案価値が向上

今後のDX促進において、ECサイト構築は企業のオンライン事業を成長させる大きな鍵となっています。「IT導入補助金」を活用すれば導入ハードルが下がり、中小企業や小規模事業者がスピーディにECビジネスを立ち上げられる可能性が高まります。さらに、GMOメイクショップが幹事社を務めるコンソーシアムが拡大することで、幅広いパートナー企業がこのメリットを顧客に提供できるようになるでしょう。

 

参考リンク

IT導入補助金公式サイト(IT導入補助金2022実績・過去分)

参考:GMOメイクショップ、坂出商工会議所が推進「IT化支援プログラム」に参画

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