1. HOME
  2. event
  3. 催し
  4. 銀座 蔦屋書店 ドラえもん 文化を伝え 第1巻売上は全国1位

銀座 蔦屋書店 ドラえもん 文化を伝え 第1巻売上は全国1位

 今の時代は一極集中でも大量生産でもなく、物事の価値に目を向け、それを深掘りして意味を探求する事が大事で、「どんなテーマー性を持って提案するのか」が必要なのだなと思います。実は、銀座の「 蔦屋書店 」は、かねてより土地柄、様々な世代・国籍のお客様が来店することもあって、50年の歴史を誇り日本の家庭にいまだ当たり前に浸透している「 ドラえもん 」の第一巻の単行本(てんとう虫コミックス『ドラえもん』第1巻)が全国の一般書店の中でも一位(2019年1月~12月)なのだそうです。

時代の変化と「テーマ性」の重要性

いまの時代は、一極集中や大量生産による価値ではなく、物事の中にある本質を深く掘り下げ、その“意味”や“テーマ”をいかに提案できるかが求められています。銀座 蔦屋書店は、まさにこの視点から日本の誇る文化的コンテンツを紹介し、その魅力を国内外に発信している書店の一つといえます。

「ドラえもん」第1巻が全国1位の理由

銀座 蔦屋書店では、2019年1月~12月の一般書店売上ランキングで、てんとう虫コミックス『ドラえもん』第1巻が全国1位を記録しました。銀座という国際色豊かな土地柄、世界中から訪れる幅広い世代の人々にとっても、日本の家庭で長年親しまれてきた「ドラえもん」の魅力は色褪せません。同店は海外からの来店客にも自信を持って勧められる日本の漫画文化として、常に1巻を店頭で紹介し続けています。

世代を超えて愛されるドラえもん

1970年のコミック連載開始以降、アニメ・映画・展覧会・アーティストとのコラボなど、ドラえもんは多様な形で人々を楽しませてきました。銀座 蔦屋書店では、「ドラえもんの原点を知らない人が多いのでは」という視点から、『ドラえもん』第1巻を改めて手に取ってほしいと呼びかけています。さらに、連載50周年を記念して刊行された「0巻」もフィーチャー。伝説の予告ページや作者による創作秘話マンガ、初出バージョンの第1話など、ドラえもんの歴史をたどる貴重な内容が満載です。

「100年ドラえもん」の究極の愛蔵版

「22世紀まで届けたい」という想いを形にしたのが、全45巻ハードカバーの究極の愛蔵版「100年ドラえもん」です。布クロス装やこだわりの製本、特別別巻3冊などに加え、メディコム・トイ製のフィギュアや巨大タイムふろしきなどの特典も付属し、まさにドラえもん史上最も豪華なセットといえます。銀座 蔦屋書店は、こうしたプレミアム感のある商品を通じて、世代や国籍を問わずドラえもんの魅力を伝えています。

名言に見るドラえもんの普遍性

ドラえもんには心に残る名言が数多くあり、それが世代や国籍を超えて愛される理由の一つだといいます。たとえば、名言集『のび太くん、もう少しだけがんばって』では、てんとう虫コミックスから選りすぐられた言葉と名シーンが紹介されており、読む人の気持ちに寄り添う一冊として人気を集めています。

海外への発信とバイリンガル版

ドラえもんを「日本の誇り」として世界に紹介するうえで、英語と日本語が併記されたバイリンガル版『Doraemon ― Gadget cat from the future (Volume 1)』も重要な役割を担っています。英語学習中の中学生から大人まで楽しめるのはもちろん、日本語を勉強中の外国の方へのギフトとしても最適です。

日本の伝統とドラえもんの融合

ドラえもんは漫画・アニメのイメージが強い一方で、日本の伝統文化とも積極的にコラボレーションを行っています。たとえば水引を使ったアクセサリーは、冠婚葬祭で用いられる伝統的な飾り紐とドラえもんを組み合わせた新しい提案です。青のドラえもんと黄色のドラミちゃんをモチーフにしたデザインで、プレゼントや着物の装いのアクセントにもぴったり。日常にも特別な日にも取り入れやすい可愛らしさが人気です。

浮世絵札とのコラボ

さらに、「ドラえもん浮世絵札」シリーズでは、江戸時代からの浮世絵木版画の技術を受け継ぐ彫師・摺師が手掛ける本格的な作品を展開。大判の浮世絵とは異なり、個人で楽しむための小型札サイズが特徴で、和紙には国宝の越前生漉奉書が使われています。伝統と現代カルチャーを融合し、日本ならではの魅力を改めて感じさせてくれるアイテムとして注目されています。

書店以上の価値を提供する銀座 蔦屋書店

こうしたドラえもん関連のプロダクトやコンテンツは、必ずしも「便利さ」だけで判断されるものではありません。日本の伝統技術を活かして生み出されたドラえもんは、多くの人の心に深い味わいと愛着を育んでいます。銀座 蔦屋書店は、そうした作品を尊重し、“文化として伝える姿勢”を大切にすることで、書店以上の価値を提供しているといえます。今後も、テーマ性と価値を掘り下げる姿勢こそが、コンテンツや文化を次の世代へ繋ぐ鍵になるでしょう。

関連記事:Sonny Angel “不思議の国のアリス”をテーマに

Current NEWS

“情報”を追う | 催し