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GINZA SIX 出店“良平堂” を直撃 栗きんとん で 夏 を伝える

 岐阜県恵那市の実店舗で栗和菓子の製造・販売を行う良平堂は7月2日より、東京・銀座の「 GINZA SIX (ギンザシックス)」にて「恵那栗工房 良平堂 」を1月末までの期間限定で出店しているというので、伺った。彼らが扱う「栗きんとん」の魅力で 夏 を感じさせる工夫をして、特別感を出しているのが印象的だった。

GINZA SIX の場所を生かした“良平堂”のギフト提案

「恵那栗工房 良平堂」は、岐阜県恵那市に一店舗あるのみの栗和菓子の専門店。岐阜県恵那市の里山で、地元である東美濃産の和栗を使用した、職人手作りのやさしい甘さの栗和菓子をつくっているのだ。

良平堂のいちばんの看板商品である「栗きんとん」。セイロで蒸しあげた栗を手作業で裏ごしし、火にかけながら氷砂糖と混ぜ合わせる「炊き上げ」は職人の熟練技。ひとつひとつ手作業で栗のかたちに絞った栗きんとんは、栗本来のあじわいと優しい甘さが広がるのだ。

実際、僕が、この場所に来てみて思ったのは、この場所自体が、ギフト商材を探しているお客さんがちらほら、みられた点であり、こうしたお客さんは目的買いに近いと思われ、その意味で、この店における特別感のある見せ方は奏功しているように見えたし、事実、売り上げも良いとのことだ。

見せ方の工夫と、提案の仕方

まず、店の背後に「栗きんとん」の大きな写真を掲げることで、遠くの人でもパッと一眼で、何を販売しているのかわかる工夫。そして、正面には、この地方独特の栗きんとんを素材にしながらも、今の時期であれば、「栗きんとん水まんじゅう」などで季節感を示している。「栗きんとん水まんじゅう」は、栗きんとんをひんやりとした水まんじゅうで包んだものである。

良平堂の栗きんとん水まんじゅう

良平堂の栗きんとん水まんじゅう

単品というよりは、3000円代のセット商品を比較的、メインに打ち出しているけれど、「始まって早々足を止めていただいた人の結構な割合の人が、セットを購入いただいている」と名物女将で、店長の近藤薫さんは話している。

夏が終われば、今度は、栗きんとんを、南信州を代表する特産品である長野県市田の天日干しの干し柿にいれたお菓子「栗福柿」をメインに据えるなど、その季節に合わせて、栗きんとんの魅力を訴求して、それがお客さんにとっての特別感と、思い入れと相まって、ギフトとしてふさわしい商材へと消化していくのだと思った。

今日はこの辺で。

ちなみに、「栗福柿」に関しては、以前、下記のYouTube番組でも取り上げさせていただいた。

 

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