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通話手段の多様化と利用頻度の変化 – 日本ユニファイド通信事業者協会の調査より

スマートフォンの普及やインターネット環境の発展により、通話手段は多様化しています。携帯電話、LINEなどのスマホアプリ、固定電話——私たちはどの手段をどれくらいの頻度で使っているのでしょうか?

一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会は、全国の20〜69歳の男女520名を対象に、通話手段の利用頻度についてアンケート調査を実施しました。調査の結果、年齢や性別によって通話手段の利用傾向に大きな違いがあることが明らかになりました。

1. 通話手段の利用頻度ランキング

週1回以上利用する通話手段の割合(全体)

  • 1️⃣ 携帯電話(55.1%)
  • 2️⃣ スマホアプリ(36.5%)(LINE通話など)
  • 3️⃣ 固定電話(24.1%)

携帯電話が最も利用されている一方で、若い世代ではスマホアプリの利用が急増。特に20代では「スマホアプリ通話(46.3%)」が「携帯電話(37.9%)」を上回り、1位となる結果が出ました。このことから、若い世代を中心に、無料で通話できるアプリが主流になりつつあることが伺えます。

2. 通話手段別の平均利用頻度

各通話手段の週あたりの平均利用日数や、どの年代・性別がよく使っているのかを詳しく見てみましょう。

📱 携帯電話

  • 平均利用日数:2.5日/週
  • 最も多い利用頻度層:「2週に1日以下の頻度」(28.5%)
  • 毎日利用する人:19.2%
  • 利用頻度が高い層40代男性(平均3.2日/週)

→ 40代男性は特に携帯電話を利用する機会が多く、ビジネスや日常の連絡手段として活用していることが推測されます。

📞 スマホアプリ通話(LINE通話など)

  • 平均利用日数:1.6日/週
  • 最も多い利用頻度層:「2週に1日以下の頻度」(29.6%)
  • 週に1日程度利用する人:14.8%
  • 利用頻度が高い層20代女性(平均2.3日/週)

→ 無料で手軽に通話できるスマホアプリは、特に20代女性に人気。友人や家族とのコミュニケーションで活用されているようです。

📠 固定電話

  • 平均利用日数:1.5日/週
  • 最も多い利用頻度層:「2週に1日以下の頻度」(33.1%)
  • 端末を持っていない人:19.8%
  • 利用頻度が高い層30代男性(平均2.9日/週)

→ 固定電話の利用頻度は年々低下し、約2割の人が「端末を持っていない」と回答。ビジネス用途や高齢層での利用は続いているものの、個人での使用は減少傾向にあります。

3. 通話手段の変化と今後の傾向

今回の調査から、以下のようなポイントが見えてきました。

  • 携帯電話が依然として主流だが、若い世代ほどスマホアプリを多用
  • 固定電話の利用頻度は低下し、特に若い世代では「持っていない」人が増加
  • 40代男性は携帯電話、20代女性はスマホアプリを最も利用する傾向。

今後、通話手段はさらに進化し、AI音声アシスタントやメタバース空間での通話など、新たな技術が主流になっていく可能性もあります。「どの手段を選ぶか」だけでなく、「どのようなシーンで使い分けるか」が、今後のコミュニケーションのポイントになりそうです。

 

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