BASEが示す驚異的成長とリアル×ネット融合の未来――オイシックス×大戸屋提携から見るビジネス戦略
BASEが見せた驚異の成長――リアルからネットへ広がるビジネス転換【FMドラマシティ「connect」レポート】
毎週木曜AM11時から放送中の77.6FM「FMドラマシティ」番組「connect」。エーデルワイスファームの野崎創さんが司会を務め、今ホットなトピックをあらゆる角度から深掘りしていきます。僕は隔週で「アナザーエディション」コーナーに出演し、取材や情報収集をもとに最新のビジネス事情を紹介中。
今回取り上げたのは、2020年第2四半期に驚異的な成長を見せたBASEの決算と、オイシックス×大戸屋の業務提携。リアルとネットの融合がビジネスにもたらす可能性に迫ります。
1. BASEが記録した圧倒的成長――GMV+196.5％＆営業利益+846.8％
2020年第2四半期のBASEは、前年同四半期比+196.5％という流通総額（GMV）の成長率を記録し、営業利益も+846.8％という驚異的な伸びを示しました。
• リアル店舗のネット進出: コロナ禍でリアル店舗がEC化を一気に進めた結果、BASEを含むECプラットフォームが大きく伸長
• 鶴岡氏の理念: BASE創業者・鶴岡氏が掲げる「誰でも簡単にネットショップを開設できる」ビジョンが、多くの事業者の支持を獲得
これらの数字は、ネットが既存のリアルビジネスを“補う”だけでなく、“基盤”になり得ることを実証しています。
2. オイシックス×大戸屋提携が映し出すリアルとネットの融合
続いて注目したのが、オイシックスと大戸屋の業務提携。リアル店舗を展開する大戸屋と、ネット通販で野菜のサブスクビジネスを成功させているオイシックスが組むことで、双方が持つ強みを融合できると期待されています。
• オイシックスの成功要因: 難しいとされた生鮮食品ECをサブスクリプションで定着させ、安定した顧客基盤を確立
• 大戸屋の課題: リアル店舗を軸にファンが多いが、継続的な来店やブランド力アップにはネット連携が不可欠
この提携が進むことで、商品開発や販売チャネルの拡大、ブランドイメージの向上など、さまざまな相乗効果が期待できます。
3. リアル×ネット融合が示すビジネスの未来
BASEの快進撃とオイシックス×大戸屋のタッグは、「リアルビジネスの価値＋ネットの拡張性」がもたらす大きな可能性を示唆しています。
• ブランド戦略の強化: リアル店舗で培った世界観や接客を、ネット上でどう再現・発信するかがカギ
• 顧客接点の多様化: オンラインとオフラインの往来が当たり前となる時代、“どこでも買える・どこでも体験できる”体制づくりが必須
• 継続的なファンづくり: サブスクモデルやEC会員制度を活用し、企業と顧客の関係を深める
コロナ禍をきっかけに進むデジタルトランスフォーメーション（DX）の波は、今後ますます加速していくでしょう。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11：00～生放送
- 北海道を中心に放送されていますが、全国どこからでもPCやスマホで気軽に視聴できます。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: http://listenradio.jp → 「全国のラジオ局 → 北海道 → radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要です)
野崎さんが提唱する「メディアは身近なものだからこそ、発信する人の中身が大切」という姿勢に共感し、僕は隔週で参加しています。最新ビジネスやテクノロジーの話題を、ラジオという身近なメディアを通して皆さんにお届けできればと思っています。
【まとめ】
• BASEの急成長: GMV+196.5％、営業利益+846.8％は“ネットでの商売”の可能性を大きく示す
• オイシックス×大戸屋の提携: リアル店舗の強みとEC事業者のノウハウを掛け合わせ、新しい顧客体験を創出
• リアル×ネット融合の重要性: ブランド戦略やファンづくり、収益拡大において必須のテーマ
今後もコロナ禍や社会変化を背景に、ネットとリアルの境界を取り払うビジネスモデルが増えるでしょう。僕も引き続き注目し、ラジオや145MAGAZINEなどのメディアで皆さんにお届けしていきますので、楽しみにしていてください。