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BASE 決済 への想い 実る 2020年12月期 第2四半期 決算

 新型コロナウイルス感染症で、ビジネスも急激に変革期を迎えていて、それがこの決算結果にも顕著に見られた。 BASE 株式会社は、昨日(2020年8月14日)、2020年12月期 第2四半期 決算 を発表。このコロナ禍、ネット企業の強さを示した数字であるが、でも、忘れてならないのは、この会社の 決済 への想いだと僕は思う。

BASE 決算 を語る上で欠かせぬ 鶴岡さんの 決済 への想い

 

 決算発表を考える上で BASE という会社について理解をしておきたい。この会社は、最近、特に、ネット通販のイメージがとても強いが、代表取締役 鶴岡裕太さんが以前から強調しているのは、インターネット上でのペイメントの重要性である。

ネットショッピングをする時に、お店側も、消費者側も、簡単に決済ができるようにすれば、モノの売り買いのキッカケが新たに生まれるとして、作り上げたのが『 BASE 』。だから、別に 決済 の契約のことを考えることなく、お店を作り上げ、すぐにお店を開始できる、ここに価値があると考えたわけだ。  

そういう考えだとすると、関連事業に「PAY.JP」というオンライン 決済 サービスがあるのも、うなづける。モノの売り買いをしなくても、サイト上で 決済 をつければ、商売が生まれるとして、たちあげたものだ。その他、「PAY ID」というサービスでも消費者側が自分のアカウントを持っていれば、決済が生まれる場面で、わざわざ決済情報を改めて登録せずとも、このアカウントに登録された情報で、お金のやり取りが迅速にできるというわけなのだ。

結果を引き寄せた 簡単手軽な 決済 への思考

そんな中にあって、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の動きが起こったわけだ。その多くが突然、デジタルシフトをしなければならない環境となった為に、できるだけ「簡単に、そのネットショップを開設したい」という動きが起こるのは当然だ。少なからず、この鶴岡さんが創業当初から考えている 決済 の身近さはマッチしたし、思わぬ形で、そういうネットに不慣れな人たちの間で、脚光を浴びることになったわけだ。

さて、前置きが長くなったが、決算の結果である。

目立った要素をいうと・・・

○2020年第2四半期のBASE事業におけるGMVが前年同四半期比+196.5%と大きく増加。 ○ 売上高は前年同四半期比+177.0%、売上総利益は同+204.8%と大きく増加 ○ 販管費はプロモーション強化により前年同四半期比で+110.4%と大きく増加するも、営業利益は同+846.8%の増加

新規に開設されたショップだけでなく、過去に開設されたショップのGMVも大きく増加 ※GMVは注文日ベース(注文額)

また、BASEグループ(上記に書いたとおり、BASE以外の 決済 事業の会社もあるので、それらを含めた BASEグループ)の2020年第2四半期 連結 累計期間の売上高は36億8176万2000円(前年同期比118.2%増)である。営業利益は6億1218万円(前年同期は、営業損失1億3567万3000円)、経常利益は6億1348万円(前年同期は、経常損失1億3571万3000円)となり、今期の成長ぶりを見ることができる。

彼らもまた、その決算の中で、事業の伸びが顕著であることを言い、それは、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、消費者のニーズの変化(リアルからeコマースへ移行)、ショップのこの環境下におけるビジネスの転換(実店舗のオンラインシフト)が共に、急速に進んだことが裏付けされていると説明している。故に、新規開設ショップ、既存のショップの流通総額が大きく増加して、この会社の企業価値を向上させることとなった。

BASE 開設数 110万ショップを突破

また、この 決算 の少し前、2020年7月8日に BASE が発表したところでは、5月、6月の2ヶ月で BASE のショップの開設が、10万ショップも増加しており、トータルで110万ショップを突破していて、その点からも成長ぶりがわかる。

外的要因だけでなく BASE 自体も、そのバックヤードの増強に注力して、飲食店による開設の増加に伴う新たなニーズへ対応するため、テイクアウトAppをリリースしたり、物流倉庫や配送システムとのシームレスな連携を進めていたことは、その動きをさらに触発させることにもなったし、合わせて、出店者に対して、キャッシュフローの早期化等、継続利用ショップの成長を支援するサービスを拡充して、差別化をはかる工夫をしたことも、全体の伸びに貢献したと言えよう。

これらの複合的な要因が相まって BASE グループ 決算 発表によれば、 2020年第2四半期連結累計期間における流通総額は、436億365万8000円(注文ベース)、385億6650万5000円(決済ベース)となり、この数字は、前年同期比123.7%増(注文ベース)、126.7%増(決済ベース)となって、第2四半期の好業績の勢いに乗って、今期としてみても、着実に成長を遂げている。

ちなみに、BASE以外のPay事業では、2020年第2四半期連結累計期間では登録加盟店数は堅調に推移し、流通総額は148億3933万8000円(前年同期比39.0%増)となり、売上高は3億9218万円(前年同期比35.2%増)であり、これら総合的にみて、彼らが目指すところは間違っていなかったことを示している。

利用者の可能性を引き出す為の決済、実った 決算 結果

思うに、決済は手段に過ぎない。ただ、この記事においては、そこに込められた想いに僕は注目した。BASEの鶴岡さんの話を聞いていると、クリエイターの想いを大事にしていたり、一人ひとり、一企業一企業の持つ可能性を、自らのテクノロジーで、開花させたいという想いなのだ。

その想いは BASEの仕組みを為し、苦しむ人にとって、どれだけ救われる要因になったか、言葉では言い尽くせないだろう。現に、僕の周りの飲食店の知人からも、「BASEに挑戦してみようか」という声も聞かれた次第だ。だから、この結果は後からついてきたに過ぎない。今の躍進は、そうした姿勢に裏付けされた結果なのではないか、そう思うのである。

今日はこの辺で。

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