レジから始まるオムニチャネル革命と“協働ロボット”が変える物流――リアル×デジタルが切り拓く新時代
リアル店舗のレジが生むオムニチャネルの要と“協働ロボット”で進化する物流【FMドラマシティ「connect」】
77.6FM「FMドラマシティ」で毎週木曜AM11時に生放送される番組「connect」。エーデルワイスファーム 野崎 創さんが司会を務め、今話題のテーマやビジネス課題を鮮やかに掘り下げる人気番組です。僕は「アナザーエディション」というコーナーで隔週出演し、取材を基にした最新動向をリスナーの皆さんへお届けしています。
今回のテーマは、リアル店舗が主体でもレジを起点にオムニチャネル化を加速させる戦略と、EC時代の物流を劇的に効率化する“協働ロボット”の導入。デジタルとリアルの架け橋となる視点を一緒に見ていきましょう。
1. オムニチャネルはECだけじゃない—レジを軸に顧客とつながる
オムニチャネルと言えばEC中心に思われがちですが、実はリアル店舗のレジこそ重要なスタート地点。
- • スマレジが注目される理由: リアル主体の企業からオムニチャネル相談が増え、レジ情報とECを連携することで、顧客の購買履歴やポイントを一元管理
- • BAKEの事例: チーズケーキ店がレジを通じて顧客データを取得し、Shopifyと連動してECを展開。店舗で買いそびれた人にアプローチし、ポイント活用でリピーターを育成
- • 顧客データこそ“掛け合わせ”の鍵: 在庫連動や会員管理だけでなく、顧客体験全体をアップグレードするための“接点”としてレジが機能している
店舗レジが単なる決済手段ではなく“顧客情報収集のハブ”になることで、リアルとECを自在に結ぶオムニチャネルが強力な販売力を発揮します。
2. 物流の生産性を支える“協働ロボット”の進化
ECの急拡大に伴い、“いかに物流を効率化するか”が企業にとって死活問題。そこに登場するのがGeek+などが提供する“協働ロボット”。
- • ロボットが棚を運んでくる仕組み: 人間が倉庫内を移動する負荷を大幅に軽減し、ピッキング作業を最適化
- • 急な注文増にも対応: セール時やメディア露出で出荷が爆発的に増える場合も、ロボットが即座に対応可能
- • “協働”の意味: ロボットが人の仕事を奪うのではなく、重労働を肩代わりし、人間の生産性を向上。企業の競争力を強化すると同時に、雇用も維持
ロボットと人間が互いの得意分野を生かして作業することで、短期間で物流効率が上がり、コスト削減やスピードアップに繋がります。
3. リアルとデジタル、ヒトとロボが共存する新時代
レジを核としたオムニチャネルと、ロボットによる物流効率化—一見バラバラなテーマですが、どちらも“既存の仕組みをデジタルでアップグレードする”事例と言えます。
- • レジ情報で顧客体験を拡張: 店舗での接客や購買データがECと繋がり、ブランド全体の購買体験を一貫化
- • ロボットとの協働で物流改革: 人手不足や倉庫スペース問題を解消し、従業員がより高度な仕事に専念できる
- • デジタル×人間力の融合: デジタル技術を導入するだけではなく、スタッフの接客力やロボットを監督する能力など、人間の介在がますます重要に
これからの企業が勝ち残るには、“リアル店舗の力”や“人×ロボット”の協力をいかに活かすかが大きな鍵になりそうです。
- 【FMドラマシティ「connect」番組情報】
- • 放送局: 77.6FM「FMドラマシティ」
- • 番組名: connect
- • 司会: エーデルワイスファーム 野崎 創さん
- • 放送時間: 毎週木曜AM11:00~生放送
- PCやスマホで全国どこからでも簡単に聴取可能。
- • スマホアプリ: 「リスラジ」 → 「選局」 → 「776FM FMドラマシティ wonder storage」
- • ウェブサイト: listenradio.jp → 「全国のラジオ局 → 北海道 → radio TXT fm dramacity」
- • (PCの場合、Flashプレイヤーが必要)
野崎さんが提唱する「メディアは身近だからこそ、意味のある発信を継続できるかどうかが大事」に共感し、僕は「アナザーエディション」で隔週出演中。
【まとめ】
- • レジを起点にオムニチャネル化: スマレジやShopify連動で顧客データを一元管理し、店舗で買いそびれた顧客にもECでフォロー
- • 協働ロボットが変える物流: Geek+などの導入でピッキング作業をロボが肩代わりし、急な需要増にも柔軟対応
- • デジタル+人間力が未来を拓く: ただのIT化でなく、接客やスタッフのスキル、ロボットとの協働を掛け合わせたビジネスモデルが成長を支える
リアル店舗とEC、そして物流改革による新しい顧客体験—「connect」では、こうした最前線の事例を引き続き取り上げながら、未来のビジネスのあり方を模索していきます。ぜひお楽しみに。