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ネット通販とアプリ活用の新潮流──「Yappli for EC」がもたらす可能性

 新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、今後、自ら運営する「オンラインストア」の活用が成長の肝となります。それらにおいてはブランディングが重要で、その要である アプリ を、オンラインストアと紐付けて、 ネット通販 の売り上げをあげることは重要。そんな中で、ヤプリが先ほど、「 Yappli for EC 」というソリューションを発表して、新たな動きを提示しました。

1.オンラインストアの重要性とブランディング

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、企業が自前で運営するオンラインストアの存在感がますます高まっています。その成長を支えるうえでカギとなるのが、アプリを活用したブランディングです。顧客との接点をより強化し、継続的に売上を伸ばすには、自社の世界観や魅力を伝えるアプリの存在が不可欠といえます。

2.「Yappli for EC」の新たな提案

こうした状況を踏まえ、アプリプラットフォームを提供するヤプリが、新ソリューション「Yappli for EC」を発表しました。もともとヤプリは、クラウド型プラットフォームによりアプリ開発のハードルを下げてきた企業として知られています。すでに400社以上が同プラットフォームでアプリを運営している実績からも、その利便性は証明済みです。

「Yappli for EC」では、EC事業者がアプリを導入しやすい仕組みを整え、短期間でリリースできるように支援します。オンラインストア運営者が素早くアプリを導入し、ネット通販の売上強化につなげることを後押しするソリューションです。

3.アプリの需要拡大と利用促進

ヤプリによると、ECアプリのアクティブユーザー数は、コロナ禍の影響もあり1.2倍に増加(※2019年12月リリースのECアプリの2月時点と5月時点の比較)しました。オフラインでの顧客接点が制限される中、アプリを活用したECでの集客強化が加速していることがうかがえます。

4.煩雑な運用作業の軽減

EC事業者がアプリ導入をためらう理由として、新しいツールの操作習得や日々の更新、OSバージョンアップ対応などの運用負荷が挙げられます。「Yappli for EC」ではこれらの手間を大幅に軽減し、誰でも簡単にアプリ運営が可能な管理画面を提供。OSのアップデートにも無償対応するため、担当者は本来のマーケティング活動に専念できます。

5.ECアプリ構築の2つの方法

「Yappli for EC」では、最短約1ヶ月でiOS・Android両OS対応のネイティブアプリをリリースできます。そのために、以下の2つのアプローチを用意しています。

1. ECウェブ連携

既存のECサイトをアプリ内で最適化して表示するWebビュー機能により、素早くアプリを構築。すぐにEC集客のためのアプリを用意したい事業者向け。

2. EC API連携

商品情報とAPI連携することで、商品ページを高速表示する独自機能を利用。Webビューよりも快適なユーザー体験を実現したい事業者向け。

6.ECアプリを成功に導く強力な機能

「Yappli for EC」は、ネット通販の購入体験を高め、顧客ロイヤルティを向上させるための機能を数多く備えています。代表的なものは以下の通りです。

ログイン保持機能

ID・パスワードの入力を簡略化し、2回目以降は自動でログインできる「ワンタッチログイン」や生体認証をサポート。

DB連携セグメントプッシュ

購入履歴などに基づいたパーソナライズドプッシュ通知を配信し、顧客一人ひとりに合わせたアプローチが可能。

オートプッシュ

メルマガのフォローメールのように、あらかじめ設定した顧客シナリオに従って自動的にプッシュ通知を配信。

フリーレイアウト機能

画像やテキストの配置を自由自在に編集でき、ブランドイメージを反映したデザインが構築可能。

フォトフレーム機能

オリジナルのフォトフレームをSNSキャンペーンに活用し、アプリの認知度を高める。

チャット機能

質問対応をチャットで行い、コールセンター業務の負荷を軽減。

フリーワード検索窓

商品数が多いECサイトでも、キーワード入力ですばやく目当ての商品を探せる。

ログインスタンプ

1日1回アクセスするごとにスタンプが貯まる仕組みで、アプリの起動率を向上。

7.これからのネット通販に必要な視点

コロナ禍という特殊事情がアプリの重要性を高めているのは事実ですが、それを超えて注目すべきは自社ブランドをどのように顧客に認知・理解してもらうかという視点です。ネット通販の成否は、オンライン上でいかに適切な接点を作り出し、自社の世界観や価値を伝えられるかにかかっています。

「Yappli for EC」のようなソリューションは、その手段の一つとして期待されます。しかし最も大事なのは、自社が何を伝えたいか、そのためにどのような顧客体験を設計するかという戦略そのものです。アプリ活用を通じてブランド価値を高めることこそが、今後のEC事業者にとって重要なテーマとなるでしょう。

以上が、「Yappli for EC」の概要と、ネット通販におけるアプリ活用のポイントです。これからのネット通販では、アプリを活かしたブランディング戦略が成長のカギを握るといえます。

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