世田谷自然食品がAmazon公式ショップをオープン
世田谷自然食品は、Amazonでの商品取り扱いを開始した。お客様との接点拡大と、安心して購入できる環境構築を主な目的としている。
世田谷自然食品とは?
サプリメント、食品、化粧品を扱う通販企業である。
2001年の設立以来、「自然のちから」を活かす商品づくりを大切にしてきた。それら商品は、テレビCMでも広く知られています。グルコサミン+コンドロイチン、乳酸菌が入った青汁。十六種類の野菜。コクとろ極みの野菜。おみそ汁。といった具合だ。近年では彩り御膳(冷凍宅配食)やスリムアップル(お腹の脂肪が気になる方向けサプリメント)などの商品を続々と発売。オンラインでの販売にも力を入れている。
世田谷自然食品の方針転換
世田谷自然食品はこれまですべての商品を通信販売でのみ販売してきた。オンラインにおいて、自社直販サイト(https://www.shizensyokuhin.jp/)からの販売に限定していたのも、その考えを基本としているためである。
しかし、Amazon出店に至ったのは「お客様の利便性」と「転売による安全性への懸念」について検討し直したからだ。
「お客様の利便性」
ネオマーケティングの調査※によると、「メーカー・ブランド直販サイト」を利用したことがある人は約40%に止まっている。それに対し、Amazonを含む「ショッピングモール系サイト」は94.2%。つまり、いつも使っているショッピングモールが安心してお買い物をできる場所、と考えるネット通販ユーザーが少なくない。であれば、私たちもその気持ちに寄り添おうということだ。
「転売による安全性への懸念」
世田谷自然食品は卸し販売をしていない。しかし、ショッピングモール系サイトやフリマ系アプリなどでは、販売元が当社ではない商品が出品されている。
それらの商品はすべて、一度消費者の手に渡った所謂「転売品」である。しかし、そのような商品もAmazonでは新品として出品できる。そのため、当社が公式に販売していると勘違いしてしまうお客様が一定数いるというわけだ。
実際に、当社以外で購入したお客様からの問い合わせもきているのが現状である。
当社が扱う商品は食品・サプリメント・化粧品と、いずれも安全性が損なわれれば重大な健康被害が予想される。せっかく自分たちの商品を購入したいと思ってくれたお客様に、一度第三者の手に渡った管理状態の不透明な物が届くことを防ぐ。そのためにも、Amazonへの公式出店が必要であると考えた。