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ロコンド が 女性誌 STORY の ECサイト で光文社と連携

ロコンド Story

 プラットフォームを使い、自らがその店としての個性を掴んだら、次はその強みを他者に提供して、自らがプラットフォーム化して可能性を拡大する時代である。光文社が ロコンド と協業して40代女性誌『 STORY 』の単独メディア ECサイト 「STORY SHOP」を3月1日からスタートさせる。 ロコンド は自らネット通販で培った知見やリソースを雑誌などとの連携に活かしていくのは時代に即していると思うのだ。

ロコンド としての幅を広げる STORY SHOP 立ち上げ

1.光文社との連携 は ロコンド の実績に裏付けられている

 まずロコンドについて説明すると「LOCONDO.jp」を運営している。「自宅で試着、気軽に返品」できる約2,500ブランドを公式取扱中の、靴とファッションの通販サイトである。即日出荷可能な選べる配送サービスや、サイズ交換無料・返品無料のサービスで、自宅でゆっくり試着が楽しめるのだ。

 最初は靴を中心としたものだったが、今やバッグやアパレル商品、スポーツ用品や家具までその幅は広がっている。

 一方で、『STORY』は、新しいステージに上がる年代である「40代」がメインターゲット。体型、肌、髪などの変化に対する悩みや、仕事や家庭環境の変化など、日常が変わっていく40代読者に寄り添い、悩みを一緒に考え、ポジティブな答えを導いていくファッション・ライフスタイル誌である。

2. STORY SHOPでの展開の中身

 『STORY』のECサイト「STORY SHOP」は『STORY』本誌や公式WEBサイト『STORY web』で掲載された商品のうち、協賛ブランドのアイテムを「STORY SHOP」で販売する。『STORY』の質の高いファッション編集コンテンツで読者の関心を惹くことで、このサイトへアクセス。そこで、気になった商品がすぐ手に入るという新たな雑誌体験を提供するという事になる。

 『STORY』が持つ読者層への影響力と切り口をテコにネット通販に直結させて、これまでファッション誌を手がける事に特化していた光文社が自らの強みを通して、潜在的な可能性を引き出して、新たな収益のきっかけを作ることができるわけである。

 ロコンドはこれまでの知見を活かして、ECシステム、物流、カスタマーサービス面と幅広く、顧客満足度の高いサービスを実現させて、自らの強みであるバックヤードを平準化させる。それができれば事業としての幅は広がり、新たな収益源をもたらすことができるというわけである。

3.連携は始まったばかり今後の推移を注目したい

 ロコンドとの協業により、3月1日発売の4月号のように「『ページ丸ごと買える!』STORY SHOP開店です!」という特集も可能となったわけだ。特集内で出てくる全ての商品、STORYライターとスタイリストによるリアルなコーディネートがそのまま「STORY SHOP」で買えるという構成になっている。

 今後もECに直結するコンテンツを本誌・WEB・SNSなどで増やしていくとしており、雑誌とネット通販の連携も極めて活性化しそうな予感。協賛ブランドは順次拡大予定となっており、定番からトレンドまで厳選されたアイテムが揃う40代女性のためのファッション通販サイトを目指すと両社も意気込む。

店がプラットフォームになれる時代

1.自らの価値を平準化して他者に提供

 今回、この話題を取り上げた理由は、これこそが新しいお店のあり方だと思っていてるからだ。プラットフォームを利用して、自らが店として個性が際立った暁には、そこで甘んじることなく、それをどこかで平準化させて自らがプラットフォームになることで、事業拡大の可能性を模索するというわけである。下記の記事でも書いた通りだ。

関連記事:“プラットフォーム”ビジネス の深層 GAFA 楽天、Yahoo!に依存して良いの?

 また、それこそ、海外でのウォルマートの躍進はShopifyというプラットフォームでECサイトを構築した後で、自らのお店、配送手段などの強みで、Amazonさながらのプラットフォーマーへと変貌したことが大いに寄与している。

関連記事:Shopify ウォルマート 連携 Amazon への対抗策になる理由

 これらに見られるように、まずは店として自分の個性を確立していけば、当然、そのターゲットは頭打ちがどこかでやってくるわけで、その前の段階で、自分の会社のオリジナリティを必要とする外部の企業に提供する視点で、自らの店の個性を派生させていく視点で、運営を見ていくと、その企業の未来像も大きく変わっていくのではないかと思う。

 今日はこの辺で。

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