Yappli STAFF START 連携 ブランドと顧客の密な関係構築
何気なくリアルで使っている拠点はデジタルをきっかけに、そのユーザーの利便性を高めて、価値を創る時代になると思う。ヤプリは、自ら提供する「 Yappli (ヤプリ)」をバニッシュ・スタンダードのサービス「 STAFF START (スタッフスタート)」を2020年7月6日 連携 させることを発表した。
ヤプリ STAFF START 連携 スマホ上で リアルのような関係性
「Yappli」は、以前、記事にも書いた通りだが、アパレルブランドの公式アプリを作るためのプラットフォームを提供しており、多くのブランドがアプリを通して、ブランドとお客さんを繋ぐ支援をしている。昨今、新型コロナウイルスの影響により外出がためらわれる状況下、スマートフォンアプリは気軽にショピングを楽しむツールとしてますます欠かせない存在となっている。
一方で、「STAFF START」も以前、記事を書いた通りだが、コーディネート投稿機能を使用しショップスタッフが撮影したコーディネートに商品情報を紐づけ、自社サイトやSNSに投稿することができる。さらに投稿から売上に至った場合にはその売上をスタッフ個人の評価に活用できる“スタッフテック”アプリケーションサービスだ。店舗スタッフの活躍の場をオンラインへ拡張させ、ECにおけるお客様の購入体験向上へと繋がっている。
ブランドは、リアルとネットを超えてユーザーと繋がる時代へ
さて、そんな中で、アパレルブランドのアプリにおいて検索ページに次いで購入率が高いと言われるのは、どこかご存知だろうか。それが、コーディネートページである。ただ、ここでアプリを起動し”店舗に訪れて”もらうためには、積極的なコンテンツの更新が必要であり、そこで「STAFF START」を活用しようというわけだ。
店舗スタッフが自社サイトへ投稿したコーディネートを、自動でネイティブアプリ化し配信することができる。今後の展開として、お気に入りのスタッフを登録しプッシュ通知で更新情報を受け取ることが可能な機能開発を予定しているそうだ。
よくオムニチャネルという言葉でこのようなリアルとネットの連携を語られることが多いが、そんな言葉はどうでもいい。つまりユーザーとブランドなり、企業との深い結びつきが、これからの小売において重要になるということだと思う。リアルでもネットでもいい、ユーザーと結びついたその「縁」を「絆」と言えるだけの関係性にできるかどうかは、リアルの世界では密が避けられる反面、お互いの密な関係構築なのである。
今回の連携によって、アプリを所有するユーザーと、現場で活躍する店舗スタッフの繋がりが、より強化されることが意味があり、だから、冒頭書いた通りだ。何気なくリアルで使っている拠点は、デジタルをきっかけに、そのユーザーの利便性を高めて、その価値を想像していく時代に
今日はこの辺で。