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“楽天買取” 楽天キャッシュ で 受取可に 電子マネー 強化へ

 楽天は、運営する宅配買取サービス「 楽天買取 」において、不用品を売却した際の代金を楽天グループのオンライン 電子マネー「楽天キャッシュ」で受け取ることができる「楽天キャッシュ受取」を本日より開始すると発表した。

“楽天買取”での買取代金が 電子マネー に

楽天買取」は、「楽天市場」に出店するファッションや家電などの幅広いジャンルの買取店舗の中から希望する店舗を探し、不用品を売却できる宅配買取サービスである。

ユーザーは申し込みフォームに必要事項を入力した後、コンビニなどから梱包した不用品を発送し、買取店舗からの査定結果を確認の上、成約した場合に買取代金を受け取ることができる。また、ユーザーには買取代金の1%分の「楽天ポイント」が付与される。

買取代金の受取方法はこれまで、指定口座を通じて現金を受け取る「現金受取」と、「楽天ポイント」を受け取る「ポイント受取」がありましたが、「楽天キャッシュ受取」が新たに加わったことで、取り引きをよりスムーズに行えるようになった。

電子マネーの利用機会増加で、PayPayなどに追随

「楽天キャッシュ受取」では、楽天会員であれば「現金受取」の場合に必要な口座情報の入力などもなく、不用品の買取成約後すぐに「楽天キャッシュ」で買取代金が付与される。

また、「ポイント受取」の場合、「楽天ポイント」として受け取れる買取代金に上限があり、30,000円を超える際は、「現金受取」の手続きも必要でしたが、「楽天キャッシュ受取」では上限がないため、買取代金を「楽天キャッシュ」として一括で受け取ることができる。

「楽天キャッシュ」は、チャージした「楽天キャッシュ」は、「楽天ペイ」アプリを通じて街での買い物に利用したり、友人や家族など個人間で送り合ったりすることができる。これが何を意味するかというと、あらゆるものをこの楽天キャッシュに直結させることで、外での「楽天キャッシュ」が使える「楽天ペイ」アプリの利用機会を触発することができる訳である。

電子マネーのジャンルにおいては、どうしてもこれまでは楽天はどちらかというと、カードを推していた関係もあるのか、手薄であったように思う。結果、加盟店も多く、また、カード利用よりもチャージすることを推奨している風でもあり、PayPayが先行することとなっている。今後、楽天は自らの経済圏を、この楽天キャッシュに紐付けると思われ、それはリアルでの利用機会を意識してのことなのだと思う。その辺も含めて、この件を考えると興味深いのである