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再生数 で分かる “食生活” の変化 (クラシル調査より)

 環境が変われば、行動も変わる。 クラシル から “食生活” の変化をうかがえる 調査 データが寄せられた。自粛することにより、家にいる時間が増えて、行動はどう変化したのか。今、お客様に喜ばれることのヒントはここにあるのではないだろうか。今、企業にとってできることは環境の変化を受けて、自らができることが何か。

再生数 増加の裏で、 クラシル のレシピを“食生活”にどう活用しているのか

最近は、クラシルでも食材名やレシピ名だけでなく、「朝ご飯」「昼ご飯」「夜ご飯」カテゴリからレシピを探すユーザーも増加している。「夜ご飯」検索上位レシピの再生数が1月平均値と比較して5.6倍だ。家で料理を作る機会が増えていることを裏付けている。

「朝食」レシピのニーズが上昇 「朝食」は1.5倍、「食パン」は1.6倍に

しかも、通常は日曜に検索が伸びる朝食レシピ。テレワークや休校などにより、朝の時間に余裕ができたことが背景にありそう。また、健康志向の増加により平日の検索が上昇しているのも最近の傾向だ。 「朝食」全体の検索数が1.5倍、特に安価でアレンジのしやすい「食パン」検索数は1.6倍になっている。(1月の平均値と比較) 次に休校要請の影響下では、どのようなキーワードが検索されているか。まず「お昼ご飯」の検索数が2.8倍、「子供」の検索数は1.5倍に急上昇している。3月2日からの休校要請以降、家での昼食需要が高まったことがわかる。 この環境下で同サイトでは「お助けランチ」特集を実施しているが、「時短」や「丼」、「作り置き」カテゴリが人気であることから、あらかじめ作っておき、「レンジで温めるだけ」「お米の上に具材をのせるだけ」などの簡単に食べられるレシピが求められているようだ。
「夜ご飯」の検索数が大幅に伸び、4倍になった。 ほかにも「時短」や「作り置き」の検索数も上昇しているという。

「おつまみ」検索数が前年比 約1.7倍に

「おつまみ」の検索数が昨年比およそ1.7倍に上昇している。また、昨年の同月は「おつまみ」キーワード単体で調べるユーザーが8割、複合検索(複数のキーワードで検索をすること)は2割以下であったのが、今年3月は「おつまみ」キーワード単体で調べる人は6割程度にとどまり、4割近くのユーザーが「アボカド  おつまみ」「油揚げ  おつまみ」「クリームチーズ  おつまみ」などの複合的な検索をするようになっている。

家での生活に次なる商品や企画のヒントがある

検索が細分化していることから、飲食店のような「より凝ったおつまみを作りたい」「いろいろな種類のおつまみを作りたい」という、「家飲みレシピ」の需要が高まっているように思えるわけだ。 思うに、家での生活が増え、料理が多様化しており、作り置きのニーズや、夜のおつまみに何らかのテーマ性を求める傾向が出ており、例えば、取り寄せの商品なども、こういうニーズを踏まえて商品の見せ方を変えてみると、顧客の動向が変化するかもしれない。 逆にいうと、こちらからの提案次第で、顧客のライフスタイルを浮かび上がらせ、新たなニーズの発掘に繋がるのかもしれないので、今一度、今までのやり方とは少し、トライアルで提案の仕方をより、ライフスタイルに寄せて、販売すると良いのではないかと思うのだ。