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PayPayフリマ Y!ショッピング等の購入履歴から出品可能に

 購入する時すら、売るときの価値を考えて購入する傾向があるらしいからこそのサービス。ヤフーが運営する「 PayPayフリマ 」は今日から「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」で購入した商品を、両サービスの 購入履歴 から「PayPayフリマ」へ簡単に出品できる機能の提供を開始した。

PayPayフリマ は 購入履歴 から出品

この機能を利用すると、出品時の入力フォーム(以下、出品フォーム)に商品に関する情報が自動的に反映されるので、ユーザーによる入力の手間を軽減するというわけだ。

具体的には、「Yahoo!ショッピング」、「PayPayモール」で購入した商品は、一定期間が経過すると両サービスのスマートフォンブラウザ版の注文履歴一覧などに、「PayPayフリマ」への出品リンクが表示される。 「PayPayフリマ」がインストールされていれば、出品リンクを押すことで、「PayPayフリマ」の出品フォームに遷移する。

商品情報は、「Yahoo!ショッピング」、「PayPayモール」に登録されているデータが、出品フォームの商品カテゴリや商品タイトルなどにそのまま反映されるため、入力の手間を省いたスムーズな出品が可能になるので、フリマ出品を力強く後押しする。

ヤフーのPayPay経済圏内でコマースを循環させる

なお、現在「PayPayフリマ」では、販売手数料を実質3%とするキャンペーンを開催しており、お得に出品できるので、そこに拍車がかかるというわけだ。 また、「PayPayフリマ」に出品した商品は購入された際、商品代金を、電子マネー「PayPay残高」で受け取れる。

「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」をはじめとするYahoo! JAPANの主なeコマースサービスは、「PayPay残高」の支払いで、常に1%の「PayPayボーナス」が付与されるため、出品したユーザー自身が買い物をする際も、お得に商品を購入できる。だから、このヤフーの経済圏で購入することに意味が出てくるわけだ。

何気なく利便性を謳ってはいるものの、買うのも売るのも、ヤフーの経済圏の中で済ませようというわけで、着々と経済圏の足場固めとなりそう。

先日のZHDとヤマトの業務提携の記事でも書いたが、おそらくPayPayモールはリアルとの接点も増えてくるので、リアルの売り場でもPayPayモール経由が増えれば、フリマの出品の幅が広がることになる。

先日のニュースではリアルとネットの垣根がなくなるといったが、これにより、フリマとECの垣根もなくなって、商品の流通が多様化することを押し進めていくことになりそうだ。